映画『MARS(マース)~ただ、君を愛してる~』公開直前イベントが8日、東京都内で行われ、出演者の藤ヶ谷太輔(Kis-My-Ft2)、窪田正孝、飯豊まりえ、稲葉友が出席した。
漫画家・惣領冬実氏による、90年代に人気を博した不朽の名作を実写映画化したこの映画は、愛をかけて運命と戦う3人の男女のピュアで残酷なラブストーリーを描く。この日、大歓声の中リムジンに乗って登場したキャスト陣は、作品のイメージカラーでもあるピンクのカーペットを歩きながら集まったファンと交流した。
屋外イベントのため天候が心配されたが、それらを吹き飛ばす好天に藤ヶ谷は「太輔の太は太陽の太!」と晴れ男ぶりを発揮、「『MARS』を象徴するのがピンクですが、やっぱりピンクは僕が一番似合うと思う。今日は僕らの愛を皆に届け“マース”!」と元気にあいさつした。
W主演を務める藤ヶ谷と窪田はこの作品で3度目の共演となり、藤ヶ谷は「お互い人見知りなのですが、フィーリングが合うとこんなにしゃべるんだなと思う」と仲の良さをうかがわせ、「背中からにじみ出る男らしさと、ちょっと抜けている感じ。4~5年前に出会ったときから変わらない部分とお芝居で変わってきているところが見られてうれしい」と窪田の成長を実感しているという。
窪田も「フィーリングが合いまくり。(僕より)1つ上で、実際に1つ上の兄がいるのでお兄ちゃんのように頼ってしまう」と藤ヶ谷への信頼感を明かし、「役者だけ続けていても得られないものがある。空間を支配するんですよね。この会場も太輔くんのもの」とファンを盛り上げる藤ヶ谷の“アイドル”としての手腕に舌を巻いた。
現場での様子について飯豊が「現場で藤ヶ谷さんを見ると今日も頑張ろうと思ったし、窪田さんを見ると今日も大丈夫だと思いました」と振り返る一方で、カメラの死角をうまく使って藤ヶ谷にいたずらを仕掛けられたという稲葉は「こんないたずらっ子な人がいるんだと思いました。でもそのおかげで現場は盛り上がりました」と笑わせた。
また、映画にちなんで理想の“運命の出会い”を問われると、窪田と藤ヶ谷が通勤中をテーマに妄想を膨らませた。窪田は「毎朝同じ車両、同じ時間に定位置に座ったマスクをした人」との偶然の接近を語り、藤ヶ谷はさまざまな場所で1日に3回肩がぶつかった女性に運命を感じると力説しながらも「街で俺を見つけてもぶつかっちゃだめだよ」とさわやかな笑みを浮かべていた。
映画は6月18日から全国ロードショー。