初心者でも失敗しない「雑草」の摘み方

参加者の方から、もしも「雑草」を育てて食べる場合は、どんな雑草が向いていますか?という質問に、平谷さんは「プランターに土を入れて、勝手に生えてきた雑草は、大体食べられます」と回答。

毒草も詳しく解説されている本

著書の中に、「摘んではいけない草」なども掲載されているのですが、カラーで非常にわかりやすい。

本の扉に使用されている写真

子供でも摘みやすい「タンポポ」「ハコベ」「スミレ」など、あく抜きの方法や下処理の仕方など、プロならではの知恵もいっぱい詰まっています。

虎杖の砧巻き

そして、平谷さんは、「摘み菜で楽しめる豊かな人の知恵と自然、平和があってこそ。 先人たちの知恵と「摘み菜」を楽しむ『摘み菜心』をこれからの世代の人たちに伝えていきたい」と目を輝かせていました。

スミレやタンポポなど11種の摘み菜サラダ

野山や海辺で楽しむ機会が少なくなってきた昨今、お天気の日はいい日はお散歩がてら『雑草摘み菜』を楽しんでみてはいかが?

お料理もおススメですが、野草酒も夏バテしそうなパパの滋養強壮剤にもなりますよ☆

 

《登壇者・プロフィール》

●赤間博斗 1970年、島根県生まれ。実家は元料理屋。祖父母は万葉学者・犬養孝氏、父母は人間国宝で陶芸家・藤原雄氏などと交流があり、幼少の頃から和文化に馴染んできた。大阪あべの辻調理師専門学校を卒業後、関西を中心に料亭やホテルなどで修業。日本調理師協会師範、日本料理調理技能士、だしソムリエ、野菜ソムリエなど。日本料理新技術全書や朝日新聞など、多数掲載。現在、現在、大阪屋ひいなの湯 調理長。読売テレビ「かんさい情報ネットten」の“プロに勝てるか!?「シェフvs主婦」料理バトル”コーナーに出演中。「料理を通じ、人の心に染み入る」この想いを持って、次世代や日本から世界へと、日本料理を中心に和の文化を発信している。

●平谷けいこ 大阪府大阪市生まれ。大阪学芸大学(現大阪教育大学)卒業。小学校教諭を経て、摘み菜料理研究家。近畿植物同好会会員。食薬草の会で研究し、1985年から各地の特色を生かし摘み菜料理を創作・発表。朝日新聞「野で健康をつくる」連載をきっかけに1995年「摘み菜を伝える会」を発足。マスコミや自治体等の活動を通して“摘み菜は心と暮らしを元気にするふるさと力”をテーマに、全国に輪をひろげています。主な著書に『四季の摘み菜12カ月』(2016年文庫化)、『摘み菜がごちそう』(いずれも山と溪谷社)、『ゆげの摘み菜』『改訂版 ゆげの摘み菜』。

【取材協力】 ニフティ株式会社 / 東京カルチャーカルチャー

 フリーライター(たまにイラストレーター)として、雑誌やWebで執筆。現在はグルメ・旅の撮影や執筆、取材を中心にお仕事をしています。元飲食店オーナーだったこともあり、調理経験を生かして料理レシピやフードコーディネートも行っています。ブログ:『牡丹餅あんこのpoco a poco』