3. 過去の喧嘩を蒸し返さない
「私の仕事が忙しいとき浮気疑惑を持たれたことがあって、そのときは散々話し合って誤解を解きました。
それから彼氏が似たような状況になり、残業が終わったあとで同じ女性とばかり食事に行っていることにモヤモヤしましたが、『私のときは浮気って責めたくせに』と言ってもお互いに気分が悪くなるだけ。
試しに『残業のあとまで会社の人と一緒って大変だね』といたわるフリをしてみたら、『後輩なんだけど、彼氏が迎えに来るまでお茶しているだけ』と説明してくれて、私もその場に呼んでくれるようになりました。
私が気にしていることに気づかなかったみたいで、以前もこんなすれ違いから浮気疑惑に発展したんだなとわかり、それからは過去の喧嘩を蒸し返すより前に彼氏の状況を確認するようにしています。
責めたくなっても、それじゃ解決から遠ざかるだけですよね」(30歳/経理)
自分のときは「俺より同僚がいいのかよ」と散々責められたけど、その彼氏が同じ状況になったら、やっぱり頭に来るし嫌味の一つでも言いたくなりますよね。
でも、過去を持ち出して責めてもお互いにいい気がするはずはなく、信頼関係が崩れるだけ。
そこに気がついたこちらの女性は、別の方法で喧嘩を避けるようになりました。
「いざ知ると肩透かしをくらったみたいで、騒がなくて良かったなと思う」と女性は話していましたが、衝突ではなく解決することを考えた振る舞いは、ふたりの関係をより良くするために欠かせないといえます。
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喧嘩の原因が何であれ、意見がぶつかるのは実は良いこと。お互いにどんな考え方や感じ方をしているのかを知る機会であり、できれば冷静に話し合いたいですね。
やってはいけないのは、相手を責めるだけだったり自分の感情をぶつけるばかりだったり、解決に向けて動こうとしないことです。
すれ違うときはお互いの理解を深めるチャンスだと思い、前向きな気持ちで向き合うことを心がけたいですね。