7. 焼きおにぎり
アウトドアの最高のご馳走の一つ、焼きおにぎり。
レシピは様々にありますが、美味しい焼きおにぎりを作るコツは大きく3つ。
- 風味の豊かな食材、調味料を使う
- 歯ごたえのいい食材を使う
- 味付けは濃いめを意識する
まず、風味の豊かな具材や調味料を使うと、カリカリに焼き上げたときにグッと美味しさが増します。
しらす、胡麻、おかか、大葉、葉ネギ、ごま油、味噌、醤油、バター等々を、好みでピックアップしましょう。
次に、食感に変化が出るように工夫できるとなお良いです。
焼きおにぎりは、焼き上げた表面はカリカリですが、中は普通のおにぎりと変わりません。
ここに、ちりめんじゃこだったり桜エビだったり胡麻だったりが入ると、アクセントになります。
最後に、味付けは濃いめを意識すると美味しくできあがります。
通常のおにぎりも、けっこうしっかり塩を使わなければ味がしませんよね。
ただのおにぎりであれば、鮭やおかか等の具材が入っているので薄味でもいいのですが、焼おにぎりの場合は、お米そのものにもしっかり味を付けたほうが良いケースが多いです。
ダシの粉末や煮干し粉など、旨味成分を入れるのも効果的です。
レシピ1:しらすと大葉の焼きおにぎり
材料:しらす、大葉、かつおぶし、醤油、ごま油
具材と調味料は、あらかじめ混ぜ込んでしまいます。
焼きながらタレを塗ろうとすると、表面だけにしか味が付かないケースが大半なので、にぎる前に味付けも済ませてしまいましょう。
コツは、具材をたっぷり、味付けをしっかり。
ちょっと多すぎるかな?というくらいのほうが、良い結果が出ると思います。
レシピ2:唐辛子味噌と葉ネギの焼きおにぎり
材料:唐辛子味噌、葉ネギ
ピリ辛の唐辛子味噌を使った、大人向けのレシピです。(もちろん、通常の味噌を使えば、子どもも食べられます)
唐辛子味噌は、郷土の特産加工品として売っているケースが多く、今回は寸又峡「手造りの店さとう」の「青唐がらし味噌」を使いました。
“これだけでご飯3杯はいける” くらいの絶品味噌なので、最高の焼おにぎりになりますよ。
おまけ:しいたけは切らないで焼くって知ってた?
BBQの定番のしいたけですが、実は焼き方次第でご馳走に化けます。
通常しいたけの石づきはカットしてしまうと思いますが、これは即刻やめましょう。
なにもせずに丸ごと網の上へ。
ポイントは置き方。笠を逆さまに、軸や石づきが上を向くように置きます。
しばらくすると、笠の内側に汗を掻いたように水分がしみ出してきます。
塩を少々。
あとは、水分をこぼさないように上を向いて、丸ごとパクリ。
石づきもかたくなっている先端を除けば、美味しく食べられます。
騙されたと思って試してみてください。
しいたけが苦手だった人が「しいたけの概念が変わった!」と驚くケースもあるんですよ。