SE7ENはこのたびレコード会社をビクターエンタテインメントに移し、その記念すべき第一弾シングルとなるのが、7月7日リリースの『RAINBOW』だ。日本でのリリースは、入隊前の2013年3月にリリースした『ありがとう』以来、実に3年ぶり。
今回のライブでこの曲を初披露したSE7ENは、「久しぶりのシングルなので、僕にとっても皆さんにとっても意味があるシングルだから、すごく気を付けて頑張りました」「新しいシングルは、すごくいろんな色の曲があって、それで『RAINBOW』というタイトルに決めました」と紹介。また、この日のライブについても、「いろんなスタイルの曲を準備してきたので、ぜひ最後まで楽しんでください!」と気合いを見せた。
トークに続いては『Believe』『I’M GOING CRAZY』。オープニングのステージとは打って変わって、ぐっと切なく、思い切りドラマチックに歌い上げるSE7ENの姿に、会場全体が一気に引き込まれていく感覚が、こちらまで伝わってくる。特に『Believe』は、SNSで多くのファンから聞きたいというリクエストがあり、それに応えて「10年ぶりくらいに準備した曲」だという。それだけに、会場からは惜しみない拍手が送られた。
この日は、2~3曲ごとにトークを挟み、相変わらずの自由さとかわいらしさ、ファンとの楽しいやりとりも随所に見られた。「今回のライブは神戸と東京の2回しかしないから、あ~、今日でもう終わるんだ~と思って寂しい気持ちだったんです」と話すSE7ENに、客席から「もっとやって!」と声がかかると、「そうですよね、次からはもっといっぱい、やってみるので。今、会社の人いっぱい来てますから……聞いてますよね?」とアピールし会場を沸かせたり、無線コントロールで自由に色が変わる7棒の色を、自分の掛け声に合わせて変えさせて会場との一体感を楽しんだり。この温かい雰囲気が、いつもながらとても心地いい。