兄弟、姉妹のケンカ
(魔法の言葉)
「なぜケンカしているのかな」・・・両者の言い分を聞いてやる。
親は悪者を決める裁判官になってはなりません。ケンカするときはどちらも“自分が正しい、相手が悪い”と思っています。
親がどちらかの方を持つと片方は必ず不満を持ちます。中立の立場を貫いで両者の言い分を聞いてやっている言葉です。
(呪縛の言葉)
「仲良く出来ないんだったら弟をよその家にあげちゃうわよ!」
仲が良いぶん、身近過ぎてケンカもするのです。
“どちらかをよそにやる”と脅すと不安になるだけです。兄の躾のために“よそにやられる”と言われた弟も気の毒です。
(反発する言葉)
「たった二人だけの兄弟なのにどうしてケンカばかりするの!」
子どもの選択で兄弟姉妹ができた訳ではありません。また二人だからこそぶつかることもあるのです。
こんなこと言われたって子どもはどうしようもなくなるのです。
「一人っ子だったら玩具を独り占めできたのに・・・」なんて心では反発しているかもしれません。
片付けない
(魔法の言葉)
「使ったものは元に戻して綺麗にしようね」
「玩具を指定席に戻してあげようね」
(呪縛の言葉)
「散らかしてばかりいるんだったら、もう、おもちゃ二度と買わないからね」
(反発する言葉)
「幼稚園に行っている間に捨てちゃうからね」
「寝ている間に捨てちゃうからね」
園でもずっと家のことがきになってハラハラしています。また夜も気になって寝つけません。
「だったら幼稚園をお休みして、玩具を捨てられないように見張っている!」「朝まで起きている!」と反逆してくるかもしれません。