オストメイトマーク
『人工肛門や人工膀胱を体につけている人(=オストメイト)』の設備があることを表しているマークです。
世の中には、大腸ガンや事故などで、尿管や消化管が損なわれ、人工的に排泄口を腹部につけたオストメイトが、全国に20万人以上います。
オストメイトの人は通常のトイレでは処理が大変なので、このマークがあるトイレを使います。このマークを見かけた場合は、オストメイトの人を優先的に譲るようにするといいですね。
ハート・プラスマーク
目には見えない、『身体内部に障害がある人』を表すマークになります。心臓や腎臓、肝臓 等私たちの臓器は体の中に存在しているため、障害があったとしても周りの人に気づいてもらえないことが多くあります。
内臓に障害を持っている人は、疲れやすかったり、携帯電話のような電波が内臓内に埋め込めてある機会に支障を与えたり、ちょっと歩く事、立っている事が辛かったりします。
このマークをつけている人をみたら、携帯電話の使用は控える、座席を譲る、駐車場を譲る、困っているようであれば声をかけるようにするといいですね。
いかがでしたか。何気なく過ごしている毎日でも、見慣れないマークがあると、どうすればいいのか分からず、結局助けてあげる事もできなくなります。
実際、マークをつけている人を見た後にマークの意味を知って、“あの時席を譲ればよかった”、“怒っているのではなく、困っていたんだ!”と後悔している人も多くいるようです。
妊娠期は、マタニティマークはもちろん、お腹が大きくなるので周りにも分かってもらいやすいですが、中には今回ご紹介したように、外見では分かりづらい障害を持っている人が多くいます。
マークの意味を自らが知り、お子さんや家族で共有して、優しい家族、優しい環境を作っていけるといいですね。