やっと『私はかえるが好きだ』と、堂々と言えるようになった

第2次ブームが平安末期から鎌倉時代。鳥獣戯画が有名ですね。

「鳥獣戯画って、今の言葉でいえばポップカルチャーですよね」

江戸時代中期には、伊藤若冲の作品にもかえるが多く描かれています。その後昭和40年代、コルゲンコーワやケロヨン・ピョン吉など、おなじみのキャラクターが登場します。1990年代前後にはけろけろけろっぴ、かえるのピクルスなど。2000年前後にケロロ軍曹、フロッグスタイルなどが人気を集めました。

高山さん「このころからやっと、『私はかえるが好きだ』と、堂々と言えるようになったんです」
司会「なるほど。それ以前は、みなさん大変な時代を過ごされていたんですね」

そして現在が、第9次かえるブーム、とのこと。ケロレンジャー、かえるの写真集なども登場しています。

「生き物としてのかえる自身が、ブームの担い手として名乗り出てきていますね」

かえるを集めるだけじゃ物足りない人は、自作に走る

田村風來門さんから、「かえるアートの会」についての説明があり、様々なかえるアーティストの作品が紹介されました。

かえるオンリーのマンガ「かえるNo.1!」

かえるの生け花。れっきとした家元による作品です。よく見ると、中にかえるがいます。

かえるのポーチ。イベントでは30分で完売するほどの人気だそう。

かえるの帽子、あみぐるみ作品も。

かえるアイドル(ケロドル?)まで。じつは版画家さんで、ご自身も作品の一部。“かえる娘”として有名なのだとか。

かえるアート展に出品しているのは、ほとんど素人のアーティストさんだそう。
「かえるって、描きやすい。つまり敷居が低いんですよ」