子どもに必要な睡眠時間は?

睡眠の大切はわかりましたが、では、いったい何時間くらい子どもを寝かせればいいのでしょう?

どの研究でも子どもに必要な睡眠時間はほぼ同じです。下記の時間を参考に、子どもの就寝時間と起床時間を決めましょう。

ただ、睡眠時間を確保するために昼まで寝ていてもいいのかというと決してそうではありません。人間の身体は、日を浴びて目覚め、夜の訪れとともに休むようにできています。

1歳までの乳児…14~15時間:昼夜関わらず寝る

1歳~3歳…12~14時間:生活リズムができてくる

3歳~6歳…10~12時間:活動的になり心身ともに著しく成長する

7歳~12歳…10時間~:心身共にさらに成長し体力・知力がつく

12歳以上…8時間~:大人と同じように活動できる

子どもに質のいい睡眠を与えるために

睡眠については、その時間とともに質も大切になりますね。しっかり熟睡させることが大切です。

そのためには、

・就寝時間と起床時間を決め、スケジュールを守ることで生活のリズムを作る

・昼間、十分身体活動をさせ、肉体的に適度な疲労を与える

・夕食をしっかり食べさせる おなかがすくと眠れなくなる

・寝る前に、興奮させるようなTVDVDや絵本を見せたり、活動をしない

・きつすぎたり緩すぎたりしない身体に合った寝間着を着せる

・寝返りをうったり動き回れるような睡眠環境を整える

・普段から早寝早起きを心掛ける

夏休みは旅行や帰省などで、生活リズムが崩れがちになりますが、子どもには、できればいつも通りの時間にベッドに就かせるようにしましょう。

<参考>Mail Online

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」