発達障害の子はどっちの学校に通うべき?

−−モンズースーさん自身は普通の学校に通っていたんですよね? 発達障害の子が普通の学校に通っている場合のメリットやデメリットってなんでしょうか?

「できない事を本人のやる気の問題などと考えられてしまうことや、授業についていけなくても、放置されてしまうことで自己肯定感が低くなってしまったりする子もいると思います、そこはデメリットかもしれませんね。

でも定型の子と一緒に生活することで手本となるような子を見つけられれば伸びることもあるし、できないことを子ども同士で助けてもらったりすることも大切な経験だと思います。」


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なるほど。区別されずのびのびと過ごせるように感じる反面、そういったデメリットもあるんですね。

「逆に、支援学校は生活するための色々な経験をさせてくれるし、子供に合わせてくれる所が良いと思います。

ただ机での勉強の時間が極端に少ないと聞くので、読み書きが得意な子達は物足りない環境かもしれませんね。自分よりできる子、目標になる子がいない環境ならば、また別の力がつくかもしれませんが。

どちらもメリットデメリットがあるので、一概に昔の方がいい・今の方がいいとは言い切れないところではあります。」


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教育の場をはじめ、発達障害を取り巻く環境は昔とずいぶん変化しているんですね。そういった変化って、発達障害の子を持つ親や子ども本人にどう影響してくるんでしょうか?

「今も昔も良い部分も問題も沢山あるように思いますが、良い変化で言えば、支援学校含め相談する場所が増えたことで、親も子どもも、自分たちだけで抱え込まずに相談したり、支援を受けたりすることができる、そこは大きいのではないかと思います。」

先生から発達障害との接し方を学ぶことも

−−今は、世間的な認知もずいぶん浸透していますしね。モンズースーさん自身にも現代の発達障害の子たちを取り巻く環境の中で、良い影響はありましたか?

「子どもへの接し方の部分で良い影響はあったように思います。

やはり相談できる場が多いので、リハビリの先生や、支援の幼稚園の先生のやり方で“うまいなぁ~”と感心させられるとこが多いですね。

先生たちのやり方を少し真似してみたりもします! ただ、疲れていたりするとできないことも多いんですが。」