オルトレキシア予防するための食生活

確かに体に良いと言われると、積極的に摂り入れたくなるし、体に悪いと言われると、避けたくなりますよね。

しかし食事というのは薬と違い、1回食べただけですぐに体に影響するわけではありません。そして、食事は体に必要な栄養素を入れる役割とともに、みんなで食卓を囲んで“楽しむ”ことも食事の役割です。お子さんこそ、食卓で学ぶことが多くあります。

ましてや、ずっと避けていたものを急に口に入れると拒否反応で気持ち悪くなったり、お腹がゆるくなったりすることもあります。だからこそ、日頃から色々なものを食べて体に免疫をつけることも大切。

まだあまり食の経験が浅いお子さんこそ、先入観を植え付けすぎず、色々なものを食べて、適度に良い食事を選ぶ力を養っていくのがいいですね。

身体に良いとされる食材を選ぶのは良いことですが、神経質になりすぎてしまうと身体に良くありません。

より健康になりたいために起こる健康被害“オルトレキシア”・・・本末転倒にならないよう、特定のものを極端に避けずに、良いものを摂り入れていくといいですね。

株式会社Luce 代表取締役 管理栄養士、山野美容芸術短期大学講師、服部栄養専門学校特別講師、日本臨床栄養協会評議員、ダイエット指導士、ヨガ講師、サプリメント・ビタミンアドバイザーなど栄養・美容学の分野で活躍。書籍を3冊出版。本サイトではヘルスケア、食事・栄養、美容系を執筆。