子どもの睡眠の質を高めたいなら運動すべし!

では、良質な睡眠をとるために、私たち親はどんなことに気をつければよいのでしょうか。

「まずは、日中に沢山身体を動かして遊ばせることです。子どもが夜になかなか寝付けないのは、十分に疲れが溜まっていないことが一番の原因。

午前中に太陽の光を浴びてしっかり身体を動かして遊び、昼食後、早めの午後にお昼寝をしましょう。

日中に太陽光を浴びておくと、夜暗くなるとともにメラトニンとう睡眠ホルモンの分泌量が増えてぐっすり眠れるようになります」

保育園に通っている子どもの場合は23時間もお昼寝をして帰ってくるので、夕方も元気いっぱいで夜もなかなか寝てくれない……なんていう声もよく耳にします。

昼寝のしすぎも夜にぐっすり眠れない原因でしょうか。

「そうですね、お昼寝を沢山しすぎるのも実は大きな問題ですが、保育園での生活リズムにお昼寝は組み込まれているので、そこは変えられないと思います。

そのかわりに、夕方帰宅してからは絶対に寝ないようにすること。また、帰宅後は室内照明で工夫をしてみてください。

夕刻からは夕陽のような暖色系の照明にして光の刺激を減らすと、メラトニンの分泌が高まり眠くなりやすいです(朝昼は青色系、夕方からは暖色系、と一日を通してLED照明などで調整できるとベスト)。

そして、寝かせつけにはぜひ『おやすみ、ロジャー』を活用してみてください」