『おやすみ、ロジャー』の効果的な活用方法は
どのように活用するのが効果的なのでしょうか?
「読み聞かせる時はお子さんと一緒に横になって、照明は文字が読める程度の明るさまでほの暗くするのがよいでしょう。
この絵本には、冒頭に“読み方の手引き”が書いてありますので、それを参考に、ゆっくりと物語に感情移入して読んでみてください。内容は全て心理学的テクニックに基づいているので、途中で子どもが寝入っても最後まで読むとより効果が高まります。
そして、読み終わったら最後に照明を真っ暗にしてあげると、メラトニンの分泌が高まり熟睡できるので、より良質な睡眠を得ることができます」
対象年齢はとくに設けられていないそうですが、アメリカのAmazonでは3~7歳(言葉がわかる年齢からが特に効果がでやすい)とされています。
でも実際にはまだ言葉のわからない赤ちゃんや小さな子にも効果あったという声が沢山あるようです。この理由は何なのでしょうか?
「実は私も、編集の方とこの本の最後の読み合わせをした際は眠気に勝てず……。3回やり直しました(笑)。読むとわかるのですが、読み聞かせをしているはずのお母さんやお父さんも、だんだんとリラックスしてつい眠くなってしまうんです。
親が隣ですごくリラックスしている雰囲気は、まだ言葉がわからない赤ちゃんにも自然と伝わるので、これが要因ではと思っています」
本書の冒頭には、“車を運転している人のそばで絶対に音読しないこと”とあるほど。
子どもだけではなく、赤ちゃんから大人にまで効果が現れる、行動科学と心理学に基づいて作られた画期的な絵本『おやすみ、ロジャー』。
「あっという間に眠ってくれるようになって助かった!」「夜泣きがなくなり、熟睡するようになったから私も睡眠不足から解放された!」など、歓びの声が沢山届いています。
こどもは寝るのが仕事だからこそ、魔法のぐっすり絵本を活用しつつ、今しかない成長期に、睡眠の質と量をしっかり確保してあげたいですね。