防弾少年団の重厚感たっぷりのステージの後は、SKE48が、キュートさ全開のパフォーマンスで魅せた。古畑奈和、竹内舞ら16名の選抜メンバーがパステルカラーのへそ出し衣装で登場すると、『前のめり』『アイシテラブル』を華やかに歌い踊る。8月17日にリリースした最新曲『金の愛、銀の愛』も披露し、曇り空に切ない歌声を響かせると、『オキドキ』『バンザイVenus』など人気のアップチューンで再びスタジムを沸かせるメンバー。最後は、代表曲『パレオはエメラルド』で鮮やかな夏を演出した。
SKE48やシューティングアクトのSUPER☆GiRLSが残した爽やかな空気は、バンドJanne Da Arc(ジャンヌダルク)のボーカル、yasuのソロプロジェクト、Acid Black Cherryが一変させた。ギターのリフに合わせてクラップがスタジアムに響きわたる。yasuが登場すると、Team ABC(Acid Black Cherryのファン)は大興奮。『Black Cherry』でエンジンをかけると、スタジアム中がジャンプし、yasuのハイトーンボイスが曇り空を切り裂いていった。
そして、『versus G』『ピストル』では、Team ABCが一体となってヘドバンで応え、スタジアムに風を巻き起こしていく。2011年に初めて同フェスに参加した当時からyasuはアウェー感を感じていたそうだが、もはや“名物”となった圧巻の光景は今となっては“ホーム”といえる。yasuも「ここから見たらアウェーじゃねーぞ!」とうれしそうだ。
さらに、最近通っていた教習所の教官に、昨年の同フェスで見かけたことや教官の子どもが名曲『イエス』を歌っているという話を聞いたそうで、「a-nationに出てよかったな」とポツリ。最後の『SPELL MAGIC』でもヘドバンに拳を突き上げ、スタジアム中が大暴れだった。