爽やかな雰囲気が一転。引き締まったボディラインを強調する黒のシースルーのセクシー衣装で登場した倖田來未は、『Mercedes』で迫力のパフォーマンスでエンジンをかける。「最高の思い出作るよ!」と叫び、『WON’T BE LONG~Red Cherry Version~』『め組の人』、ライブ鉄板曲メドレーを畳み掛けていく。ワイルドセクシーな“エロ格好よさ”全開のパフォーマンスで5万5000人を躍らせた。
最後は『Poppin'love cocktail』で会場中がタオルを振り回して大騒ぎ。スタジアムに一斉にジャンプを促すと、投げキッスとともにあつい余韻を残してステージをあとにした。
「最高の思い出を作るよ!」(DJ KOO)という呼びかけとともに、『EZ DO DANCE』や『survival dAnce ~no no cry more~』などの大ヒット曲を繰り出し会場中を一体にしたTRFのステージの後は、いよいよ、浜崎あゆみの登場。TRFとともに15年連続出演もなる浜崎。毎年、単独公演さながらの演出も見所だ。
カウントダウン10が始まると、スタジアムが一斉に数字をコールする。荘厳な、オリエンタルな雰囲気の中、天蓋のようなセットから登場した浜崎は、古代エジプトをイメージさせる衣装をまとったダンサーとともに『INSPIRE』でステージの幕を開けた。
続けて、「行くぜ、東京!」とオーディエンスを煽り、『Rule』でパワフルな歌声を届けると一転、バレエダンサーが現れ、神秘的な雰囲気を醸し『fairlyland』へ。泣いているような雨空へ伸びやかな歌声を響かせる。そして、リフターに腰をかけ、スポットライトを浴びながら『HANABI』を全身で歌い上げ、スタジアムを切なさで満たした。
そこからさらに一転、浮き輪を持ったダンサーたちとともに夏うた『Greatful Days』でスタジムをハッピーにしていく。終盤では、ミニ浴衣でフロートに乗り込んだ浜崎は、「2016年の夏を一緒に楽しみましょう!」と呼びかけ、『glitter』や『You&Me』などのメドレーを歌いながらアリーナを一周。そして、Tシャツにショートパンツに着替えると、『BLUE BIRD』でスタジアムを盛り上げ、最後は『July 1st』を歌いあげ、今年で15周年を迎えた同フェスを締めくくった。