褒めるって認めるだけのこと
さて、前述の「0歳の我が子に何をどう誉めたらよいのかわからないの」保護者からの質問について。
「子どもは褒めて育てましょう」とよく言われます。けれども“褒める”って一体どういうことなのでしょうか。
よく「○○しているからいい子ね」「○○だから偉いね」と言葉をかけている人を見かけますが、結果に対して評価するばかりの褒め言葉は、実はあまりよくないフレーズなのです。
どうしてかと言うと、もしもそれが叶わないとき、親の期待通り出来なかった場合、「僕(私)はダメな子」と感じさせてしまうからです。
子どもにとって親に褒められることはイコール、親に認めてもらうことです。つまり「あなたのことをいつも忘れていないよ。見守っているよ」というシンプルなことです。
「○○したからいい子」の言葉ですと、存在全部を受け止めてもらっていないことになってしまいます。
0歳の赤ちゃんには当然「○○したからいい子」などの誉めることすらできませんが、前述の言葉をかけて、存在そのものを受け止めていれば十分です。
直ぐに反応する時期がやってくる
子どもが1歳、2歳となると「この絵本を読んでほしい」と自分の意思をはっきりと示し、自分の好きな玩具で遊んだりし始めます。2歳過ぎると魔の嫌々期も始まります。否応なしに親は褒めたり、時には叱ったりするようになります。
それまでの赤ちゃんに対しては“語りかけること”を続けてみてくださいね。
関連記事