ーーさあ、佐江ちゃん。今回もよろしくお願いします。
よろしくお願いします!
ーー前回の取材から約1カ月経ちましたね。(編集部註:取材日は8/25)
はい! 前回、「ミラチャイ」取材が終わった後、初めて帝国劇場に入ったんだ。。
ーー前回は、『王家の紋章』初演の本番直前でしたね。そして今回は、本番中で。しかも大千秋楽まで“あと2日”というタイミングとなりました。
ここまで、あっという間だったなあ……。本当に早かったぁ! この回が更新される頃は、もう千秋楽を迎えているんだなあ。
ーー終わってしまうのが、惜しいというか、さみしいというか。
そうですね。私は“終わってしまうなあ”っていう気持ちもあるけど、共演している人たちは、多分“再演がある! ”っていう気持ちの方が、意外と強いのかもしれません。
私は、帝国劇場に立つまでの道のりに、いろいろなことがあったから。だから、再演があるとはいえ、“ああ、終わってしまうな”って、いう感覚があります。
再演は、私自身、初めての感覚。ほぼ同じキャストでの再演となるので、皆とまた会える喜びもあるんだけど…。再演の方がもしかしたら…、“キツいのかな”って、すでに感じてます。
ーー再演の方が?
期待されるものが、初演とは違うと感じているから。
もちろん、初演もちゃんとできていなきゃいけないんだけど、初演は技術よりも、この舞台に立って、自分がどこまでパワーやエネルギーを出せるか、それを一番頑張りたかったんです。
「技術よりも、この舞台に佐江ちゃんが出ること、キャロルとして生きることが、いろんな人の心を動かすんだよ」
って、周りの方も言ってくださっていたから。自分もがむしゃらに取り組んで。だけど、初演を観て、さらに再演も観ようと思ってくれている方には、“進化している自分を見せなきゃ”っていうプレッシャーがありますし…。
これから、さらに技術を磨いていかないと、再演も意味がなくなってしまうから、そのときは、“また、大変だなあ。。”って、すでに思ってます(笑)
ーー初演とは違うプレッシャーですね。再演は、来年の春ですよね。
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