[第6回]宮澤佐江、初の"帝劇"経験同士の共演者・宮野真守に感じたある感覚って？＆26歳になって感じたこと

やっぱり目標、ないんですよね。“この1年”っていう考え方じゃなくなってきてます。

“1年後がどう”ということではなくて、“これからこういうふうになれたらいいな”って考えるようになりました。今回の舞台の稽古やさまざまなことを経験して、こういう感覚になったと思うんです。

今は、ラクしたいっていうか、“ラクをするために、頑張りたい”と思ってます。

プレッシャーを感じずに、のびのびとお仕事ができるように、ラクができるレベルに達したい。そんな自分になりたい。もちろん、感覚が麻痺しちゃうから、緊張はし続けないとよくないんだけど。

どこへ行っても“緊張”と“プレッシャー”と戦ってます。“心が痛い、痛い、痛い”って、気持ちが“グワッーー”ってなるような“壁”もあって。

今までの10年がそうだったのに、卒業して違う環境になっても、まだ“壁”にたくさんブチ当たってるから…。“そろそろ、壁なくてもよくない?? ”っていう感覚になってます（笑）

将来自分がお仕事をしていく上で、ラクに、好きなように、“楽しい”っていう感覚だけが残るように。そうお仕事ができるように、“色んなことを頑張らなきゃな”って思います。

ーーどうしたら、そうなっていけると思いますか?

地道なことなんじゃないかな。例えば、レッスンに通うとか。

人からは“何でもできる人”に見えていたとしても、自分では“いや…、そうじゃなくて”って思っていて。自分に問いかけながら26年間生きてきたから。

きっと、なんやかんや言っても、もがき続ける人間だと思う。でも、そうだとしても、“ラクに生きられますように”っていう、目標は持っていたいな（笑）

ーー“ラクをする”の意味は違うかもしれませんが、佐江ちゃんママが言っていたことを思い出しました。最後の生誕祭で、“いい意味で力を抜く練習を”とか、“1つずつを楽しんでほしい”っていう話をされてましたよね。