できにくいんだと思います。バカなのに頭を使おうとするから。そこがよくないんだと思う。あはッ(笑)

でも、今回の舞台で学んだことはたくさんありました。“同じ環境にいる人の言葉じゃないと、心に響かない”というのは、今回ようやく分かったことで。

でもそれは、舞台の上に立つ宮澤佐江として考えているだけで。違うお仕事をしたときには、またゼロからのスタートになるから。そのときはそのときで、別の感情があると思う。

学んだことは、お芝居の技術やそれ以外のことでもまだありました。自分的には“もう麻痺してるのかな”と思っていたところが、全然初々しいと言われることもあったり。

その初々しさが自分の良さだと、周りの人から教えてもらいました。もう若い年ではないけど、そこはもうずっと持ちつづけたいって思ってます。

あ…、そうだ。26歳になって思ったこと。“一生可愛がられたい”って思いました。うふふ(笑)

例えば、どんな場所に行っても、すっごくベテランになっても、ずっと誰かに可愛がられる存在になりたい。今回は、本当に可愛がってもらったからなあ。あッ、今回“も”か!

幸せだったなあ。人に可愛がられるって。

ーー大事なことですよね。

周りから見て、“あの子、のびのびやってるね”って思ってもらえるのは、そういうコミュニケーションがあったからだと感じます。

どんな壁にぶち当たって来たかは、本人しか分からないことだし、見ている人に言うことでもないし。でも見てくれた人が“のびのびやってる”って思ってくれたということは、すごく嬉しいです。

そう私ができる環境を、周りの人が作ってくれていたことに対しても、感謝しています…、うん。

ーー浦井さんも、佐江ちゃんのことを“太陽のように稽古場を明るくしてくれる”って、言われていたのだとか。

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