「断乳」や「卒乳」に苦労するママは多いですが、両者の違いは何でしょうか。

一般的には「断乳」がおっぱいやミルクを親の意思で止めることと捉えられているのに対し、「卒乳」は子供の意思で止めることと捉えられています。

しかし、どちらもおっぱいやミルクを止める行為に変わりはなく、その行為自体が親主導か子供主導かの違いに過ぎません。

妊娠や仕事の都合などでおっぱいを止めなければならない場合は断乳を選択せざるをえないのかもしれませんが、できることなら、無理に止めるのではなく、子供のペースに任せて卒乳したいと考えるママは多いものです。

そこで今回は、なかなか進まない卒乳に悩むママのために、卒乳成功エピソードを先輩ママ達に聞いてみました。

子供の気持ちを大切に!上手に導くのが「卒乳」成功の決め手

「卒乳」に対する考え方は、各家庭によって様々ですが、最も大切なことは周りの情報に振り回されたり、周りを意識しすぎないことです。

そのうえで赤ちゃんとママにとってベストなタイミングを見計らい、スムーズに授乳を終えることができれば理想的な卒乳となります。

では卒乳を経験したママ達は、実際どのような方法で卒乳したのでしょうか。気になるその内容を見て行きましょう。

「おっぱいバイバイの日」を話し合って決める!

大人が話している内容がちゃんと理解できる月齢であれば、心の準備ができるよう前もって「おっぱいバイバイの日」を話し合って決めてあげると良いようです。

子供が見やすい位置にカレンダーを貼り、おっぱいバイバイの日に子供の好きなシールを貼り、日々の生活の中で「この日だよ」とたびたび話すようにすると、子供も自覚ができ、スムーズにいくことが多いと先輩ママは言います。

この方法は女の子の方が成功率が高いようで、「この日からお姉さんになるね!」など、子供の意識を高めるような声掛けも一緒にしていくと、子供はさらにやる気になり効果的のようです。

おっぱいを飲むのは赤ちゃん!お兄さん(お姉さん)は・・・

言葉が話せるようになる1歳以降の子供はママのお話が理解でき会話もできるようになるため、日頃から読み聞かせをしているママも多いでしょう。

そんな読み聞かせの機会に「おっぱいを飲んでいる赤ちゃんとご飯を食べる子供」のイラストが載っている絵本を使い、意識させたというママがいました。

テレビや写真でそういったシーンが出てきた時にも「おっぱいを飲むのは赤ちゃんだね~」とさりげなくママが言うと、意識する子供もいるようです。

おっぱいが〇〇になっちゃった~

大好きなママのおっぱいが、ある日突然子供の大好きな「アンパンマン」になっちゃった、そんなシーンを想定して、おっぱいにアンパンマンの絵を描き、子供に見せることで卒乳を促したというママ。気になるのは子供の反応です。

ビックリしてきょとんとし、ママの洋服を何度もめくっておっぱいを確かめる様子がしばらくはあったようですが、不思議がっているうちにおっぱいを欲しがらなくなったと言います。

子供がどんな反応をするかは子供によってまちまちですが、ママのおっぱいがアンパンマンだと、子供もおっぱいを躊躇するのかもしれませんね。