子育ては忍耐、もしくは修行……と過酷なことのようにたとえられる一方、笑いの絶えない予測不能な毎日を保障してくれるものでもあります。
なぜなら、子どもの行動は大人からすると訳が分からなくて、ツッコミどころが満載だから!
そんな子どもならではの面白発言&行動にツッコミを入れまくりの育児コミックエッセイが、『育児ってこんなに笑えるんや!』です。タイトルの通り、育児の笑える側面を切り取って、関西人のママ・モチコさんが娘・イチコちゃんとの“ツッコミどころ満載”な日々をつづっています。
今回は、著者のモチコさんにインタビュー。改めて育児の面白さや、イチコちゃんのホットなツッコミネタなどを伺いました!
娘が書いた七夕の短冊にツッコミ!
――「育児ってこんなに笑えるんや!」というタイトル通り、漫画ではイチコちゃんの思わず笑ってしまうエピソードが満載です。子どもを産んでよかったなあと感じるところはどんなところか、改めて教えてください。
モチコさん(以下、モチコ)「たくさんあるので難しいのですが…無条件に愛せる対象ができたことかなぁと思います。
イヤイヤされてイライラしても、わけのわからん怒り方されても、片付けた端から散らかされても、結局愛しているっていう。
あと主人とのチームワークのレベルが上がったのも子どものおかげだなぁと思います(笑)」
――ツッコミレベルも上がりましたか(笑)?
モチコ「ツッコミレベル…上がったんじゃないでしょうか。毎日ツッコまされているわけですから(笑)。
少食のOLさん以上には食べていると思われる、人一倍よく食べるイチコですが、七夕の短冊に『ごはんがたくさん食べれますように』と書いてありました。これにはツッコみましたよね。あげてないみたいやないかい! ほんでまだ食べる気かい!!」
ネントレや離乳食の思い出は?
――ネントレや卒乳など、描きおろしパートも充実していますよね。まずはネントレについて伺いたいんですが、ネントレに至った経緯を教えてください。
モチコ「ネントレに至った経緯は、ズバリ、私が夜寝たいから!
暗い夜は寝てエネルギーをチャージして、明るい朝と昼に活動するって人間の基本だと思うんです。現に私はそうですし。ってことは、きっとそのリズムはイチコのためにもなるはず、そのリズムをイチコにも教えたい! と思い、ネントレをすることにしました。
赤ちゃんと言えど個性があるので、子育てってみんなに当てはまることはないと思うんです。ネントレの本があるのは知っていたので、それをベースにして、でも『ここは違う気がする』『こうしたいけどどうやろ?』というのをネットで調べて、自己流の方法を編み出していきました」
――イチコちゃんはわりとネントレがはまったようですが、コツはありますか?
モチコ「コツは『これは子どものためにもいいこと!』と信じることですかね。目の前で泣いていると、抱っこしてあげたくなってしまいますが、そこを乗り越えてのネントレだと思うので…。
あとは『失敗してもやめたらいっか!』と思うこと。ネントレが向かない子もいると思うので、『何がなんでもやってやる!』と思うと親子でしんどいと思います」