果物:りんご、いちご、みかん、キウイ 等

1年を通して美味しい果物がありますよね。特に日本人は1日200gの果物をとることが推奨されていますが、特に妊婦さんは果物の摂取はおすすめ。

果物を妊娠中にしっかり摂取すると、乳児の発育がよいということがわかっています。

カナダ・アルバータ大学の研究では、妊娠中に多くの果物を摂取し、生まれてきた子供の生後1年後の知能が高い傾向があることが発表されています。

また、他の研究でも、その後成長した子供の学力テストの結果が良いということもわかっています。

果物には、妊娠中に必要な葉酸やビタミン、食物繊維などが豊富に入っているので、積極的に摂りたい食品でもあります。

ただ、夜に食べると中性脂肪が上がりやすく太ってしまったり、過剰に摂ると発育障害を起こすリスクもあったりするので、適量200gを目処に摂るようにしたいですね。

避けたい食事

ビタミンAの多いもの:レバー、うなぎ 等

成長には欠かせられないビタミンAですが、摂りすぎは胎児の奇形リスクを高めてしまいます。

とくに妊娠3ヶ月以内または妊娠を希望する女性は、妊婦の推奨量を超えるような過剰摂取をしないよう注意喚起されています。

ビタミンAの摂りすぎが心配な場合は、β-カロテンで補給するのがおすすめ。

β-カロテンは体内でビタミンAが不足すると、必要量だけがビタミンAに変換され、変換されないβ-カロテンは脂肪組織に蓄えられるか、または排泄されるので、過剰症の心配はありません。

また、通常現在の日本の食生活から、ビタミンAが不足することはほぼないといわれていますが、不安な人は、ブロッコリー、ピーマン、人参などの緑黄色野菜にはβ-カロテンが豊富に含まれているので、これらを摂るようにするといいですね。