脂肪・砂糖の多いもの
妊娠中は食の好みが変わりやすいこともあり、過剰に脂っこいものや甘いものが無性に食べたくなる人も多くいます。
しかし、妊娠中に脂肪や砂糖の摂取が多いと、産まれた子どもがADHD(注意欠陥・多動性障害)になりやすいということがイギリスのキングス・コレッジ・ロンドンとブリストル大学の研究でいわれています。
また、妊娠中に高カロリーの食事を続けていると、生まれた子供が肥満しやすいことも分かっていますので、妊娠中は、栄養不足にならないようにするとともに、食べ過ぎにも気をつけたいですね。
体格にもよりますが、通常、妊娠中は約7〜10kgの増加が目安となりますので、これよりも少ない、多い場合は早めに主治医に相談するといいですね。
大型魚:メカジキ、メバチマグロ、金目鯛 等
魚は体に良いという事が浸透されているので、妊娠中も積極的に食べる人も多いのですが、大型魚は水銀を多く含むので、妊娠中は避けるようにしたいもの。
妊婦さんが大型の魚介類を食べることによって、水銀も一緒に体内へ取り入れられ、胎児に影響が出てしまう事が懸念されています。
胎児は体内に取り込まれた水銀を排泄することができないため、体内に蓄積されていき、1例ではありますが、生まれたときに音に対する反応が遅れるなどの悪影響がわかっています。
マグロの中でも、キハダ、ビンナガ、メジマグロ、ツナ缶は水銀量が少なく、通常の摂取で問題ありませんので、これらを食べるようにするといいですね。
まとめ
いかがでしたか?今回は妊娠期、授乳期の栄養についてご紹介いたしました。
基本は満遍なく食べることではありますが、妊娠していない時と違い、必要な栄養素、胎児に悪い影響を与えてしまうものもあります。
母子共に将来も健康でいるために、食事での過不足に気をつけてくださいね。