1.セルフチェック用の“鏡”

ふとした拍子に自分の顔が鏡に映ると、慌てて背筋を伸ばしたりすることがありますが、それは今の自分と理想の自分のギャップを埋めようとする行為。

この習性を勉強にも取り入れることができるそう。

勉強机の前に鏡を置くと、自然と自分をチェックできます。特に集中力が切れてサボり始めたときに自分の顔を見ると「おっと、いけない」と自制することができるといいます。

2.勉強の邪魔になるものを入れる“とりあえずボックス”

勉強するつもりが机の上の掃除をしたり、読みかけの本を読んだりしてしまうことはよくあるもの。

これを防ぐためには、大きめの箱を用意して、目につくところにある勉強に関係ないものをすべて入れてしまいましょう。

どさっと大きな音を立てるようにすると、「これから勉強するぞ」という気持ちの切り替えにもつながるといいます。

3.やるべきことを書く“付せん”

いざ机に向かっても、やることがありすぎて何から手をつけたらいいのかわからなくなることも多いでしょう。

1枚の紙にやることリストをつくるのもいいですが、それだとやることの多さにうんざりしてしまうかもしれません。

著者おすすめの方法は、付せん1枚につき、やることをひとつ書くというもの。やり終えたらはがしてノートに並べて貼っていきます。

こうすれば目の前にある1つのことに集中することができ、自分がどれだけやったのかを目で確認することもできます。

まとめ

DaiGoさんはたとえ子どもであっても、人を変えるのは不可能だといいます。子どものウィルパワーを育てたいなら、まずは自分がウィルパワーを高めること。そうすることで子どもへと影響を与えることができるのです。

また、子どもが言うことを聞いてくれないなら、子どもが聞いてくれる言い方や導き方をすることが大切だといいます。

本書で紹介されている環境作りや言葉がけのポイントを心がければ、親がガミガミ言わなくても、子どもが自分の意志で目標に向かって行動できるようになるはずです。

ライター。音楽系の出版社で6年間勤務した後、かねてからの目標であったアメリカでの短期留学を果たし、現地でフリーペーパー制作のボランティアを行う。帰国後は、実用書を扱う出版社にて女性エッセイや心理本などの編集を担当。その後、ライターとしての活動を始める。北欧のヴィンテージ食器が好き。