幼稚園の友達の影響は大きい?
幼稚園の年中さんくらいになると、園の友達の影響は大きくなります。「〇〇ちゃんが言ってた」や「〇〇ちゃんもしてた」など、友達と同じことをしたくなり、真似をしたくなる時期です。
園の友達が1人で寝ている情報を聞いてきた娘が「ママ、今日から1人で寝る」と突然言い出し、チャレンジし始めたと話すSさん。
最初のうちは何度も夫婦の寝室に戻ってきてしまい失敗したようですが、友達に自慢したいと思ったせいか何度もチャレンジして成功したようです。
もちろん子どもの自主的なチャレンジには親のサポートが必要ですが、「寂しくなったら戻ってきていいよ~」「〇〇ちゃんも今頃きっと1人ですやすや寝ているね~」など、子どもに安心感を与えながらチャレンジできる環境を整えてあげることが必要だとSさんは言います。
兄弟の力は凄い!1人は無理でも2人なら・・・
初めての1人寝は子どもにとっては心細く、怖いですし勇気もいりますよね。大人でも1人は寂しく、時には不安にもなりますが、それが2人だったらかなり安心します。
そんな心理を利用してか、Sさんは下の子と2歳差だった6歳のお兄ちゃんが、弟と一緒だったら寝ると言うので、兄弟で一緒に寝かせ始めたそうです。
最初はいつまでもお話していてなかなか寝なかったり、ついには喧嘩になったりして、寝るどころの騒ぎではなかった日もあったようですが、だんだん慣れ、兄弟一緒に寝るのが習慣になったのだとか。
「弟には弱いところを見せられない」という気持ちが芽生えたのか、兄弟作戦は意外とすんなり上手くいくとSさんは言います。
自然が一番!自分で言い出すまで待つ?
ベネッセのデータにもあるように、10歳を越えてから1人寝する子どももたくさんいます。無理に親が促さず、子どもの意思を待ったというNさん。Nさんは子どもが11歳になるまで親子一緒に寝ていたそうです。
自宅は狭くて部屋数が少なく、子ども部屋が持てなかったそうですが、寝室は同じだったものの11歳になると「先に寝るね~」と言って1人寝を始めたと言います。慌てなくても時が来ればちゃんと1人寝もできるようになるのですね。
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先輩ママ達に体験談を語ってもらいましたが、その他にも、忙しくて寝かしつけが出来なかった時に「片づけてからそっちに行くから先に布団に入っていて~」と、先に布団に行かせたら、知らないうちに寝ていた…なんて経験をし、その後もそのパターンで成功したという話も出ていました。
子どもの1人寝は成功すれば大きな成長を感じるものですが、失敗もつきもの、一進一退です。子どもの気持ちを大切にしながら、焦らず責めず怒らずの気持ちで、優しく寄り添ってあげるようにすれば、いつかは成功するものですから、暖かい目で見守ってあげたいですね。