3:ポジティブ言葉への言い換えを心がけて
家事や仕事で忙しかったり余裕がなくなると、つい子どもへの言葉がきつくなりがち。親が子へ言ってしまいがちな言葉も上手に言い換えるクセをつけていると、子どもが自信を取り戻します。
例えば「早く準備しなさい!早く宿題やりなさい!」ではなく「早くしてくれたらお母さんうれしいな! 宿題をサッと終わらせて、終わったらおやつにしようね」と言い換えたり、食器をひっくり返したり物を壊したときに「何やってるの!」ではなく「壊れてびっくりしたね、次からは大事にしようね」と声をかけたりする、などです。
4:読み聞かせで学ぶ力の基礎作りを!
読書によって鍛えられるのは読解力や語彙力、表現力などで、本が好きな子の可能性はぐんぐん広がります。
子どもを本好きに育てる、もっとも簡単で効果的な方法は小さな頃から親が子へ読み聞かせをすることです。読書家として知られる芸人で芥川賞作家の又吉直樹さんは、保育園児の頃、読み聞かせの時間が大好きだったそう。
子どもにとって読み聞かせの時間は、親を独占できるうれしい時間であり、親子の信頼関係を築く大切な時間ですね。
「1日15~20分程度でいいので、読み聞かせはぜひ10歳くらいまで続けてください」と七田さん。「子どもを本好きにすることができたら、親の役割の半分は終わったと考えていいとさえ思っている」そうです。
5: 子どもを上手に叱る3つのポイント
ほめて育つのは理解していても、叱らなくてはいけないことが連続して起きるのが日々の子育てです。「上手に叱るのはほめるよりも大変」と思う方は、この3つのポイントをおさえておくとよいでしょう。
(1)叱る時間は1分以内にする
(2)叱るのはそのことだけ。過去にさかのぼって蒸し返さない
(3)改めるべき行動だけを叱る。子ども自身を否定しない
くどくどと別の話も蒸し返して「そんなことする子は大嫌いよ」などと延々叱るのは絶対いけません。「あなたのことは大好きよ。でもね……」と具体的に今何がいけないことだったのかを指摘し叱るようにしましょう。
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七田さんは「子どもと密接に関われる時間は、案外短いものです。毎日毎日が、子どもとの貴重な日々です。何でもない1日に、喜びや幸せが隠れていることをぜひ感じてください。見過ごしてしまうともったいないですよ」とおっしゃっています。
普段、ご家庭で子どもにどんな声かけをしているか、ほんの少し考えてみるのもいいかもしれませんね!