子どもはどう感じているか
たびたび指示を前言撤回していると、家庭内でも学級崩壊と同じような流れになってしまうことがあります。
子どもは最初は言葉通り受け止めて言うことを聞くかもしれません。でも、次第にこれらが言葉だけで現実化しないことを知ると「ああ、ママは口だけで言っているだけ」と思うようになります。
要は甘く見られてしまい“単なる脅し”であることがばれてしまったのですね。すると、もう言うことは聞かなくなります。
親は子どもに暗に「私の言葉に従わなくても構わないのですよ」というメッセージを送っていることになるからです。
どうすればいいのか
教育現場では
“有言実行”です。けじめのある秩序あるクラス運営のために、一人でもまだ鉛筆を持っている生徒がいたら次に進めない、一人でも前を向いて挨拶をしない子がいたらそのまま全員、立たせた状態にして待ちます。
すると生徒同士で「ほら、静かにしろよ」「前を向けよ」と、お互い注意し合ったりします。
家庭では
・強く叱りすぎて子どもが大泣き。親から謝罪
子どもから「だったらどうして、さっきはあんなにひどい叱り方をしたんだ」と思われてしまいます。親の反省は心の中だけにして声に出さないようにしましょう。次回から気を付ければよいのです。
また、子どもをフォローしたいのならば「もう、これからは○○しないようにしようね」と後から言葉をかければよいです。
これですと方針は終始一貫していて前言撤回したことにはなりませんよ。
・玩具を片づけない様子をみて親がやってしまう。
玩具を片付けなかったら公園に行くのを中止しましょう。その日、片付けをしなかったため公園に行けない体験をし、次回からは片づけるようになります。
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