小規模マンションのメリット・デメリット
<メリット>
- 大規模に比べ住人が少ないため、住人同士が顔見知りとなり、不審者の侵入に気付きやすく、防犯性が高くなる
- 死角が少ないため、子供たちへ目が届きやすい
- 子供がいると、騒音などに気遣い角部屋を好む傾向にありますが、小規模であると角住戸になる確率が高い
- 自転車置き場、駐車場、ゴミ捨て場など、生活動線が短いため、公道にもすぐに出られ、通勤通学に便利
<デメリット>
- 共用施設が必要最低限しかない
- 駐車場、駐輪場の数が少なく、必要数確保できない場合がある
- 賃貸化されやすく、賃借人の入れ替わりにより隣近所の関係性が変わりやすい
- 建物の前や横に高い建物が立ちやすく、日当たりや眺望に変化が出る可能性がある
- 住人が少ないため、一部の人の管理費滞納による影響を受けやすい
- 住人が少ないため、管理組合の役員が早い段階で回ってくる
以上のように、小規模マンションのメリットは簡単に言ってしまえば「シンプル」さです。
なかなか来ないエレベーターを待ち、さらには敷地内を5分も10分も歩かないと公道に出られない大規模マンションに比べ、共用部の生活動線が短い小規模マンションは、エレベーターの待ち時間も短く、すぐに公道に出られる点は、忙しいママやパパ、学生にとってはメリットと言えるでしょう。
しかし、共用施設の規模が小さいため、必要な数の駐車場や駐輪場が確保されていないケースが多いのはデメリットとなります。
そして、住人が少ないという点から管理組合の役員が早い段階で回ってくるという点は、仕事や学校PTA行事で忙しいママにとってはデメリットと言えるでしょう。
共用設備の充実は必要ないし、無駄な飾りも必要ない、そして無駄な設備維持管理費は払いたくないというシンプルな生活を送りたいという人には、小規模マンションが良いのではないでしょうか。
以上をまとめると、子育て世帯においてのマンション選びは、一見スケールメリットが得られる大規模マンションの方が良さそうに見えますが、一概にそうとも言えず、どちらが子育て世帯において良いかについては、「メリットがデメリットを上回るかどうか」を基準に決めると良いでしょう。
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