2人目を産む前に家族でやっておくといいこと

―――2人目を産むにあたっては、ダンナさんとけっこう話し合ったんですか?

2人目はほしいよねっていうのは前からあったんですけど、時期や何歳差にするかについては答えが出ていなかったので、私からリードした感じはありましたね。

―――産み分けについては、「挑戦したい!」と言ってみたんでしょうか。

ダンナは女1人、男1人欲しい、という考えだったので、「じゃ、産み分けする?」と話をしたら普通に同意してくれました。

―――コラムのページでは自治体の補助金制度の話がありましたよね。

上の子が幼稚園に通っているんですが、下の子を保育園に入れようと思ったら、ママ友に「2人目半額だよ」って言われたんです。

自治体によると思いますが、子どもが多くても経済的な負担がすごく大きいわけじゃないって初めて知りました。なのでお住まいの自治体の制度を調べることをおすすめしますね。

―――ほかに、2人目を産む前に家族でしておいたことはありますか?

2人目が生まれると、どうしても私が下の子につきっきりになるじゃないですか。なので、長女とダンナが2人きりでも抵抗ないように、妊娠中から2人でちょろっと出かけたりとかは頼んでいました。


下の子ができてから急に「じゃ、上の子お願い」だとダンナもテンパるし、子どもも「ママも来て!」となるので、妊娠中にしておいたほうがスムーズだと思います。

―――すばらしいですね! ダンナさんに「下の子が生まれたら上の子を見てあげてね」って話してたんですか?

話してました。先日もパパと2人で映画を観に行ってましたよ。いまはダンナがすごく協力してくれてます。「成長したな~」みたいな(笑)

迷ったり煮詰まったりしても他人と比べないで

―――いま2人目出産を迷っているママや、2人育児に煮詰まっているママにアドバイスは。

SNSとかを見ると、手料理つくって子どもにかわいい服着せてみたいな素敵なママの情報もあるけど、「一切自分と比べなくていいから」っていいたいですね。

私はけっこうメリハリを大事にしています。

たとえば、「きょうは何もしたくないし、家にいるのも気が滅入る」みたいな週末は、ご飯づくりも放棄して家族で大きい公園に行って、コンビニのお弁当でピクニックをしたり。

きょうは遊ぶだけの日!って割り切ってるんです。そうやって気分転換して、平日を乗り切る、みたいな(笑)。

―――コミックエッセイから幸せなオーラを感じます。

精神的に「全然余裕!」というわけではありませんが、1人目のときより、2人になってからのほうがずっと幸せです。

いちばん違うのは、ダンナさんの協力ですね。1人目のときは一緒に育ててる感じがなかった。いまは一緒に育ててるなって思います。

ダンナさんの協力は大きなポイントですね。

『正直 余裕はありません。いっぱいいっぱいだけど2人育児楽しんでます』は、2人目出産の悩みや不安、そして妊娠から産後までの日々が、ユーモアたっぷりに描かれています。

読み終わったら、すぐにでも2人目を産みたくなるかも? ぜひ手に取ってみてください。

 コピーライター/ライター。都内の広告事務所にてマス媒体を中心とした広告制作に携わった後、大手テレビ通販専門会社などを経てフリーに。現在は広告のほか、Webや紙媒体で子育て、教育、コスメ、グルメなどの情報を発信。男の子2人の母でもある。東京下町育ち。猫派。ビストロと大衆酒場が大好き。