プロレスに魅せられて半年弱の筆者が、プロレス初心者の女性向けに素敵なレスラーをピックアップし、「太りにくいコンビニ飯の選び方」をテーマにインタビューする本連載。

国内巡業、ときには海外遠征などで、日々「旅するように働く」レスラーの食生活とコンビニは、切っても切れない関係です。

場合によっては朝昼晩の食事をすべて、コンビニで賄わなくてはならないときもあるといいます。

第2回目に登場いただくのは、プロレス界屈指のイケメン・鍛え上げられた美しい体を持つ選手が集まる「ドラゴンゲート」に所属するYAMATO選手(35歳)。

ワイルドかつセクシー、かつ観客の心に揺さぶりをかける絶妙なマイクパフォーマンスがたまらない、大人の魅力たっぷりの選手です。

学生時代は調理師学校に通っていたYAMATO選手は、調理師免許・フードコーディネーター3級を持ち、栄養に関しても造詣が深い人物。

いったいどんな食品を選んでいるのでしょうか。本日は2食分の食品を買ってきていただきました。

食品を選びは「たんぱく質の含有量」がポイント

「食品選びの大前提として、たんぱく質の量に気を使っています。

ぼくは体重が約80kgなので、その2〜3倍、つまり1日160〜240g(*)のたんぱく質を摂るのが望ましいんですが、間をとって1日200g摂ることを目標にしています。

とはいえ、1日200gのたんぱく質を摂るのって、けっこう難しいんです。

卵の全卵Mサイズでも1個につき6g程度、サーロインステーキ100gで16g程度しか摂れませんから。

たんぱく質って1つの食品に、そんなに多く含まれていないんです。

ぼくは朝食・昼食・夕食・夜食と1日4回食事をしていますが、合間に一度で30gのたんぱく質を摂取できるプロテインを3回飲んでいます。

すると90g摂取できる計算ですね。残り110gを食事で摂るようにしています」

*1日のたんぱく質必要量は一般の人で「体重(kg)×1倍=()g」。一方、ハードに体を動かす人は「体重(kg)×2倍=()g」が目安。

体重約80kgのYAMATO選手なら、1日に160g以上のたんぱく質が必要になる計算です。

三温糖をプラス!?YAMATO選手流・納豆アレンジ

たんぱく質と聞いてイメージしやすい食品のひとつに、納豆があります。

YAMATO選手は大の納豆好きだそうで、「1食で3パック食べます」とのこと。

それでもたんぱく質の量は1パックにつき7g程度。

3パック食べても21gにしかならない、ということがわかります。

ほぼ毎日食べている納豆、飽きないためのアレンジテクを聞いてみました。

「巡業中はなかなか難しいですが、自宅ではできるだけ食べ方を工夫しています。

たくわんやキムチと一緒に食べたり、『納豆卵かけごはん』にしてみたり。

『納豆卵かけごはん』のキモはあらかじめ作った卵かけごはんの上に、納豆をのせることです。

卵と納豆を混ぜ合わせてごはんにのせるのとは、全然食感が違うので試してみてほしいです。

ほかの食べ方としては、納豆に小さじ1/2杯程度の三温糖を入れて、甘じょっぱくする方法もあります。

『えーっ!?』と驚かれることが多いですが、一度やってみるとやみつきになっちゃいますよ(笑)。

おすすめは白砂糖とは違い、ゆるやかに血糖値が上がる三温糖です」

納豆はたんぱく質が豊富で、毎日でも摂りたい食材のひとつ。

大豆イソフラボンが含まれているので、美容・健康を意識する女性にもおすすめです。

頻繁に食べるなら、YAMATO選手のように、ちょっとしたアレンジを加えてみては?