豆腐にシーチキン缶をオン!ちょい足しで飽きない工夫を

同じ大豆食品である豆腐も定番メニューだと話すYAMATO選手。

「コンビニで売られている豆腐には、たいてい生姜がセットでついています。

生姜には脂肪を燃焼させる効果が期待できるんです。

アレンジとしては、豆腐の上にこのシーチキン缶をのせて、食べるようにしていますね。

今回買ってきたのは油漬けのシーチキン缶。

油漬けよりも水煮のほうがいいと思いますが、水煮だと味的にパサパサした感じなんですよね。

なので、油を適度に絞ってから、のせるようにしています。

昨今、オリーブオイルやココナッツオイルなど、良質な油は摂ってもいいという論調が目立つようになりましたが、ぼく自身も『脂質は悪』という考えはどうかなぁ、と思います。

ある程度の脂質を摂ることで、力やスタミナを維持できるので。

油の量をカットしすぎなくても、練習でしっかり汗を流せば、体は絞れると考えています」

適度な油は体をきれいに引き締めるのには必要不可欠。

無理にカットせず、うまく摂取したいものです。

たんぱく質だけ摂っていても体はきれいにならない

コンビニでの買い物には、大福やチョコもありました。

これらは、いつ食べるのでしょうか。

「大福は壊れた筋肉をリカバリーする目的で、試合後やウエイトトレーニング後に食べていますね。

合間に飲むプロテインを飲んで体に吸収させ、筋肉を発達させるには炭水化物を摂って血糖値を上げて、インスリンの分泌を促しておく必要があります。

炭水化物や脂質は太る、と毛嫌いするのではなく、あらゆる栄養素をバランスよく摂らなくてはなりません。

ちなみに大福には小豆が使われているので、たんぱく質が摂れないこともない。

加えて脂質はほとんどないんです。

チョコは試合前に食べます。

同じタイミングでエナジードリンク(0カロリー)を飲んでいるのは、やる気スイッチを押す役割がありますね」

試合会場で「非日常感」を楽しんでほしい

ここまで「太りにくい体の作り方」について具体的な話を聞いてきましたが、常に体の管理に高い意識を持ちながらプロレスラーとして戦い続けているYAMATO選手へ、プロレスビギナー女子向け「プロレスの楽しい見方」について聞いてみました。

「ぼくたちドラゴンゲート所属の選手は、身長こそそこまで高くはありませんが、体は徹底して作り込んでいます。

そこも観て楽しんでいただきたいな、と思います。

加えて、選手のキャラクターが多岐に渡っているので、一度観ただけで『あの人は◯◯な選手』とわかりやすいのも特長ではないでしょうか。

試合では遊園地に遊びにいったときのような、非日常を体感できると思います。

口頭で説明するのは難しいので、騙されたと思って(笑)一度会場に足を運んでみてください!」


THE FINAL GATE 2016(福岡国際センター)
【開催日】12月25日(日)
【開場時間】16:00
【開始時間】17:00
問い合わせ (株)ドラゴンゲート


YAMATO
1981年生まれ。B型。調理師学校を経て、和術慧舟會で総合格闘家に。
2006年、DRAGON GATE所属のプロレスラーに転向し、人気・実力ともに兼ね備えたトップ選手として活躍中。
調理師免許、フードコーディネーター3級を持ち、料理の連載なども持つ。
ブログやTwitter( @yamato_oldtype )でも発信中。

試合写真提供:ドラゴンゲート

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。