このように、「ブロックチェーン」は、限りない可能性を持っており、日本政府も積極的に開発促進にのり出しています。
しかし、その動きとは反対に、実はこのブロックチェーン開発においては、圧倒的な人材不足であることをご存知でしょうか。
ブロックチェーン技術者は深刻な人材不足
ブロックチェーンは、金融やその他分野のあり方を変え、ブロックチェーン技術によってデータをオープン化し、安全に共有できれば、大きなコスト削減が測れます。
そのため、「ブロックチェーン技術」は、各業界からの大きなニーズがあるのです。
そんな大きなニーズがあるにも関わらず、日本ではブロックチェーン技術者が圧倒的に不足しているのですが、どれくらい不足しているのでしょうか。
実は、他のソフトウエア職種の1/5に留まっているのです。
人材不足を解消するためには、人材育成が必要ですが、日本における技術者育成の実情は、欧米に比べ遅れをとっていると言われています。
海外では大学やその他学校で、ブロックチェーン関連の学部やコースが設けられており、積極的に人材育成に力を入れていますが、日本ではまだまだといった状態です。
2016年に入りやっと「ブロックチェーン大学校」というものが設立され、エンジニアに向けた短期講習会のようなものが開催されるようになった程度です。
今後、日本も欧米と同じようにブロックチェーン技術者育成に力を入れていくようになることが予想されます。
子どもが今後、将来の方向性に悩んでいたり、進路に悩んでいたら、「ブロックチェーン技術者」を目指すよう誘導してみるのも良いかもしれません。
ブロックチェーン技術者は、今後の社会的ニーズや将来性を考えた場合、生き残る職業の1つになるでしょう。
大切な子どもの将来のためにお役に立てれば幸いです。
<参照>
・現代ビジネス『オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」』
・ロイター『日本の「ブロックチェーン」技術者不足 業務効率化の壁』
・「ブロックチェーン大学校要項と申し込み」