2: 「ふたりで行きたいね」が自然と出て

「彼女に告白したきっかけはLINEでした。

ふたりが好きなアーティストの話で盛り上がっていて、近くの県でライブがあることがわかって行きたいねと話しているとき、“誘いたいな”と思ったけど断られたら気まずいから言い出せなくて。

『楽しそうだね』と送信したら彼女が『ふたりで行けたらいいね』と返してくれて、思い切って『一緒にどう?』と送りました。

すぐに『ありがとう! 絶対行く!』と返事が来て、続けて『ふたりで遠出するのは初めてだよね、うれしい』とあるのを読んで、告白するなら今だと思いました。

『俺は好きな人と行けるからうれしい』と送ってドキドキしながら返信を待っていたら、『私も。好きな人と行けるのが幸せ』と来て、耐えられずに電話しました。

改めて『俺でいいの?』と言ったら『あなたがいいよ』と笑ってくれたのが忘れられません」(26歳/美容師)

「うれしい」「楽しみ」など、自分と過ごす時間をポジティブに受け止めてくれる姿は、何より男性の恋心を刺激します。

気持ちがわかる言葉があれば、男性も誘いやすくなるもの。そこからお互いに「好きな人」なのだと打ち明けあえる流れが幸せだなと思います。

文字だけのやり取りだからこそ、女性からの前向きな言葉が男性に勇気を与えてくれるのですね。

3: 普通に「明日もLINEするよ」と送っていて

「会社の後輩と仲良くなり、よくLINEするようになりました。

部署が違うせいかいろいろな話ができて、仕事以外でもランチや友人関係の話題が出るようになり、やり取りが楽しみでした。

会社で顔を見なくてもLINEでその日の報告をするみたいな感じだったのですが、あるとき俺の部署で大きなプロジェクトがはじまり、『明日からは残業続きかも』と送ったんですよね。

すると彼女が『もし大丈夫なときがあったら、またLINEしたいです』と返してきて、普通に『明日もLINEするよ』と送ってしまい、“あ、彼女に送るメッセージみたいだ”と慌てました。

でも、彼女は『LINEだと時間がかかるから、電話でもいいですか?』と同じように普通に返してくれて、はじめて電話の話が出たのでその場で思わずかけました。

すごく緊張したけど、彼女が何度も『かけてくれてありがとう』と言うのを聞いていたら我慢できなくなり、『好きだから』と口にしていました。

彼女が『私も』と言ってくれて、今すぐ会いたくなりましたね」(32歳/営業)

LINEが日常になるのは、お互いにやり取りにストレスがないからです。

そして、その時間に変化が起こったとき、本音が出ます。「明日もLINEするよ」と当然のように送れるのは、途切れさせたくない気持ちの現れです。

それを受けて、女性のほうから今までなかった電話の話題が出るのも、好意の証。

LINEで築いてきた愛情が、こんな流れを作るのですね。