そうそう! “あの頃に戻りたい”って、執着もないから。
ーー着実に前を向いて進んでいる佐江ちゃんですが、今回の取材の前に韓国へ行かれていたと聞いて、FNS歌謡祭〜韓国〜「ミラチャイ」取材という流れが、ちょうど去年の今頃と同じだなと思って。
え!? そ、そうかぁ。。
あ、でも今回は、がっつりお仕事だったから、外国にいる感覚があんまりなかったんですけどね。
ーー去年初回の取材は、卒業発表を終えて、韓国旅行から帰ったばかりのときでした。いつにも増してキラキラしている佐江ちゃんのキレイさに、圧倒されたのを覚えています。(第144回、第145回、第146回、第147回)
これまでにも何回か、そう言ってくださいましたよね。そう感じてもらえたのは、卒業発表後に会ったからですよ、きっと。
そんなに意識はしてないんだけど、発表した後はハキハキしゃべれるようになっていたんじゃないかな。
自分の中では、もう卒業発表を決めていたし、もしかしたら皆にも感づかれていたかもしれないけど。“卒業発表をここでする”って、言わずに何かを話さなきゃいけないと、“あいまい”な言葉になっちゃったりしていたから。
そういうのが卒業発表したことによって、吹っ切れたというか。
それは、“自分の中のモヤがなくなった”のではなくて、“言葉で伝えること”がすごく吹っ切れたんです。それまでは、卒業発表のその先の話をしたくても、“卒業してからの話だから話せないな”と思ったり…。
だから、1年後の話とか…、あの頃からしたら、ちょうど今頃のことですよね。未来の話をするときも、“どうやったら伝えられるかな…?? ”って、考えながら話していたから。
「ミラチャイ」では、ずっと濃密にインタビューしてもらっていたけど、卒業発表することを、ごまかしごまかし話していたから。。 卒業発表することによって、そういうことがなくなって。
だから、言葉の1つひとつがはっきりしていたんだと思う。キラキラしていると感じてもらえたのは、“海外に行った後”っていうのも、大きかったのかもしれないな。
韓国は、言葉も頑張れば日本語で通じちゃったり、距離的にも近かったり。とはいえ、やっぱり海外だから、海外にいるっていうだけで、“何も気にしなくていい”って思えるんです。そういう環境って、ストレスがないというか。
“街で握手を求められる”とかではないんです。例えば、好きな物を食べたり、食べ過ぎちゃったりしても、“大丈夫。だって今、海外にいるんだもーん! ”って思えるところが“ノンストレス”なんです。
ーー確かに海外に出ると、日常を切り離して考えられるところがありますよね。
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