ママたちの間で、「パラレルキャリア」という生き方が気になるキーワードにあがってきた様子。
自分で複数キャリアを作る「パラレルキャリア」こそ、これからの時代を切り開くママたちの生き方に合いそうな予感です。
本業とは別の世界を持つことこそが、「パラレルキャリア」
パラレルキャリアとは、経営学者のピーター・ドラッカーが著書の中で紹介したことがきっかけに広まったこれからの社会の生き方のひとつ。
簡単にいうと、本業のほかに、もうひとつ別の世界を持つことです。
つまり、本業とは別の仕事やボランティアなどの社会活動を両立する働き方、生き方です。
2枚目以降の名刺を持つ、という表現で言うと少しわかりやすくなるでしょうか。
人によっては、2枚目以降の活動はそれぞれ全く関係のない分野の活動に複数関わる人もいます。
別の活動というのは、とにかく何でもOK!
PTAの役員をしているとか、地域の活動に参加している、というのも立派なパラレルキャリアのひとつです。
「本業×社会活動」、「本業×働く」、「本業×学ぶ」、「本業×趣味」なども、パラレルキャリアと考えることができます。
本業とは別の世界を持つことで、人生が充実し、本業と別の世界での活動をする中で、双方に生かせそうな出会いや経験を積むことができたり、相乗効果を生むことが期待されます。
キャリアとは、とにかくあなたが辿ってきた道筋すべてのこと
ママの中でよく言われるのが、長期の育児休暇などに入ると「キャリアが途絶える」などという言葉。
私もこの言葉に違和感を覚えていた1人でした。
しかし、そもそもキャリアの語源は英語で、馬車が走った後にできるcarriage=轍(わだち)だと言われています。
そう考えると、キャリアというのは仕事だけではなく、広義の意味では、今までの人生での経験すべてがキャリアと言えるということになります。
人生の道のりを考えると、様々な趣味を経験したり、社会活動に関わったり、社会人としても、家族の一員としても生きてきましたよね。
そういう意味では、すべてキャリアなんだと捉えると、今までの経験に無意味なことなどないことがわかります。