何でも自分でできると、自信たっぷり。それもお友だちの世話はしてあげたいけれど、自分のことは自分でやりたい。手助けされるといやがって怒る。出典(ママ、もっと自信をもって)


皆さんのお子さんにも心当たりはありませんでしょうか。幼児期になりそれなりの成長を感じつつも、怒りを表現する方法も覚えるので、やっかいな時期だと思います。

お友だちが良かれと思ってキスをしてきたのに、嚙み付かれたと勘違いしたり、お手伝いしてあげようとしたのに、邪魔されたと勘違いしたり…。何かと誤解も多いので難しいのです。

また、子どものけんかにはやじ馬がいるもの。ですので、こっちが正しい、あっちが正しい、と何が正解なのかわからないまま、大ごとになってしまうことも。

ここで大人がすべきことは一つ。

私がやるべきは、目を離さないこと。間違った判定をしたら、信用ががた落ちです。争いの発端からしっかり見ていなくては、口出しできません。

まず間に入って、両者の言い分をじっくり聞いてから、仲裁役の出番です。誰にも恨みつらみを残さず、けんか両成敗。出典(ママ、もっと自信をもって)

これは保育士の中川さんだからというわけでなく、どんな親にも当てはまりそうですね。

つい、わが子のことを優先してしまっては、他の子どもからの信用ががた落ち。逆に他の子だけを優先していては、自分の子どもからの信用ががた落ち。

また、誰が悪いのかを追及するのではなく、けんかは「両成敗」することが良いようですね。

「子どもは子どもなりにけんかをコミュニケーションだとわかっている」、というのが中川さんの考え方です。

ですので、慌ててけんかを止めたり、誰が悪いのかを探す必要はありません。子どもたちは仲なおりの方法も心得ているのです。

「子どもにけんかはつきもの。仲なおりも心得ています。彼らは幼いなりに、相手の言わんことすることを真剣に受け止め、自分の言い分を伝えるなど、コミュニケーションの力を身につけています。

子どもは子ども同士の遊びの中で社会性を養い、一人前になっていく。お母さんが、24時間べったり子どもと過ごす必要はありません」

出典ママ、もっと自信をもって

なにごとも学びがあると考え、大人はしっかり気にかけつつも、必要以上に出しゃばらない方が良いようですね。大変、勉強になりました。