今の時代、夫婦円満だったと思っていた二人が、電撃離婚する、なんてことは日常茶飯事。結婚願望が強い人は、素敵な男性を見つけて長く寄り添いたいと願っているのではないでしょうか。

そこで今回は、結婚後に良い夫になる男性の特徴を、夫婦関係の専門家にヒアリング!

夫婦問題カウンセラーで、ブライダルサロンにて婚活の悩みや、魅力の最大限の引き出し方のアドバイス、プロフィール作成からお見合い時のコンサルティングまで行う玉井洋子さんに、これまで数多くの男性や夫婦を見てきた経験から、良い夫の特徴を教えていただきました。

典型的な「良い夫」になる男性の特徴6つ

1: 誠実

玉井洋子さん(以下、玉井)「夫婦は人生を共に生きていくパートナーですから、お互いに誠実であることが求められます。

恋愛中から『ごまかし体質』や『言い訳体質』の相手だと、不信感につながり、不信感が積み重なることで二人の間には深い溝ができてしまいます。

夫婦はお互いを1から100まですべて知っておかなくてはならないということではなく、二人にとって共有すべきこと、知っておくべきことについて、隠しごとをしない、嘘をつかないという当たり前のことが、とても大事なことになるのです」

2: 優しい

玉井「この『優しさ』は、彼女だけに優しいというものではありません。彼女の両親や友人・知人に対してはもちろんのこと、二人で食事に行った際のお店の店員さんにも、困っているお年寄りにも、誰にでも分け隔てなく持つ優しさです。

今の彼氏が、『私にはとても優しいのだけど、他の人にはそれほど……』というのであれば要注意。それは本当の優しさではないのです。

裏表がなく、とにかく優しい。そんな男性は良い夫になります」

3: 話を聴いてくれる

玉井「コミュニケーションの最大の要素は『聴く力』です。

饒舌に話す人は一見、コミュニケーション力が高いと思われがちですが、話の内容が自分の話ばかりだったり、人の話を聞けなかったりするのは、コミュニケーション上手とは言えないのです。

自分の話をしっかり聴いてくれることで『私のこと大事に思ってくれているんだ』という気持ちになることができますよね。

『聞く』ではなく『聴く』です。心できちんと聴いてくれるパートナーとなら、会話のキャッチボールが楽しめ、結婚生活の幸福度が高まります」

4: 思いやりがある

玉井「思いやりとは、相手の心情や身の上などに心を配ることやその気持ち、つまり相手の立場に立って、さりげなく気遣いできるということです。

また、相手に向けている矢を自分に向けてみることができる人とも言えます。

『自分が言われたくないことは相手にも言わない』『自分がされたくないことは相手にもしない』ことはもちろんですが、相手の立場に立って、相手のために行動できる、言葉かけができる人と一緒にいることができるのは心地よいものです」

5: 家事力が高い

玉井「ここで言う『家事力が高い人』とは、家事は女性だけがやることではなく、二人でやることだという認識を持っている人のことです。

最近では家事力が高い夫が増えています。ただ、結婚前から高い人はそうはいません。どういう家庭に育ってきたかということも、家事に対する価値観に影響していることが多いものです。

ですから、家事については、結婚前からディスカッションしてみることが大事です。

育ってきた過程で備わっている価値観はあるとしても、新たに生活をしていくに当たって『お互い協力しよう』という気持ちが持てるかが重要です」

6: 子煩悩

玉井「子育てを自ら楽しむ夫も増えています。相手が『子ども好き』『子煩悩』かどうかは、子どもを授かってみないとわからないものではありますが、子育てについてのビジョンは聞くことができます。

結婚前にお互いのビジョンが話せるといいと思います」