付き合っている最中にチェック!「良い夫」になるサイン5つ
1: 「ありがとう」「ごめんね」がスムーズに言える
玉井「ちょっとしたことでも『ありがとう』と言えているかは見極めポイントです。
何でも『当たり前』と思えば感謝の気持ちを持てないので『ありがとう』という言葉は出てきません。
小さなことにも常に感謝の気持ちを持てている人なのかどうか、また、喧嘩をしたとき、自分に非があったときに、素直にきちんと『ごめんね』と謝ることができているか。
他人同士が一緒に暮らすのですから、お互いが『自分のほうが100%正しい』と思っていれば、喧嘩にならざるを得ません。
譲り合ったり、間違っていれば素直に認めて謝罪したりする。これが日常的にできるかどうかが鍵となります」
2: お金の管理がしっかりできている
玉井「日々のお金の使い方に違和感はないかも大事です。ここは長い結婚生活においてとても重要です。
金銭管理がルーズで、そのルーズさがパートナーの許容範囲を超えてしまえば、夫婦喧嘩が絶えない状況になりかねません。『金の切れ目は縁の切れ目』とはよく言ったものです。
金銭問題で夫婦喧嘩になるケースは、収入が少ないことでお金が足りない、ということより、お互いの金銭感覚の不一致から起きることのほうが大きいのです。
ギャンブルや趣味、嗜好に過剰なお金を投じていないか、ということも注意深く見ておくことが大事です」
3: いつも笑顔で、その笑顔が自然
玉井「『笑顔は一日にしてならず』。笑顔はこれまで生きてきた人生の縮図です。
日頃から機嫌よく過ごせている人は、自然な笑顔が表情に現れています。
日頃から、笑顔が不自然でないか、不機嫌そうでないかなど、表情を見逃さないようにしましょう」
4: 身の回りのことは自分でやる
玉井「自分のことは自分でやる。何でもパートナー頼みにしないかどうか。当たり前のようですが、結婚したら、妻になんでもやってもらおうとする妻依存型の夫も少なくありません。
結婚後は自立と自律が大事。自立とは『自分のことは自分でやる』、自律とは『自身を律することができる』ということです。
対等な夫婦の関係性を作るためにも、わがままや甘えを見逃さないことが大事です」
5: パートナーを束縛しない
玉井「束縛されていることに、なんとなく違和感を持ちながらも『私のことを愛してくれているからなんだよね』と自分に言い聞かせながら、交際を続けている人は少なくありません。
本当に彼女のことを愛しているなら、彼女のことを最大限尊重してくれるはず。
自己中心的な考えからの束縛は、やがて支配となって結婚しても女性は幸せにはなれません。
例えば、彼女のスマホを当たり前のようにチェックしたり、友人と食事などに行くことにも不機嫌になって行かせないようにしたりと、『俺は正しい』と言わんばかりの態度を取られることはモラルハラスメントだと言えます。
これは愛ではありません。自己愛の押し付けです。対等な関係であるかを常に見極めて欲しいと思います」
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結婚すると良い夫になる典型的な性格や特徴と共に、付き合っている間でも見極められる兆候を教えていただきました。どれも納得できるものばかりでしたよね。
でも、結婚前にはなんとなく見過ごしてしまいがちなこともありそう。
もし結婚を考えるお相手がいるなら、将来の自分の幸せな生活のためにも、今一度、冷静に考えてみると良さそうです。
【取材協力】玉井 洋子さん
夫婦問題カウンセラー。「夫婦問題相談室 ワイズフェアリー」と、「ブライダルサロン マリッジ・アゲイン」を事業展開する。これまでの相談件数は4,000件以上。