「室内認定基準」で代表的なものは、

  • ドアクローザー設置、指はさみ込み防止措置
  • ベビーカー置き場の確保
  • 通路幅員780mm以上
  • シャッター付きコンセント設置
  • 折戸:指はさみ込み防止措置
  • 引き戸:引き残し確保
  • 家具転倒防止措置
  • サッシ等開口部の防音性の確保
  • ワイドスイッチの設置
  • 滑りにくい床仕上げ
  • 進入防止錠の設置(外から開錠可能な鍵設置)
  • チャイルドフェンス設置可能な形状
  • 対面式キッチン
  • 界床、界壁の防音性の確保
  • スロップシンクの設置
  • チャイルドロック付き避難ハッチの設置

などがありますが、どれもこれも子ども目線の安全と、ママ目線の安心を重視した項目となっています。

指はさみ込み防止措置や、シャッター付きコンセント、家具転倒防止措置などは自ら対策しようと思えば出来ますが、それ以外の項目については建物自体の仕様や設備であるため、自ら対策しようがなく、子育て世帯にとっては嬉しい住宅仕様となっています。

また、施設内には子育て支援施設(キッズルーム、交流スペース、屋外スペース)の併設や、建物近隣に保育施設や医療施設があるかなどの認定項目が6項目中1項目以上適合していなければならず、専有部以外の設備も子育て世帯の目線となっていますから嬉しいですよね。

このように、「子育て支援住宅」とは、子育て世帯にとって嬉しい、そしてたくさんのメリットがある住宅なのです。

「子育て支援住宅」はどこにあるの?どうやって探すの?

東京都や神奈川県横浜市、埼玉県などの「子育て支援住宅」を探す際は、認定マークを気にするようにすると良いでしょう。

■東京都の認定マーク

参照:東京都子育て支援住宅認定制度

■神奈川県横浜市の認定マーク

参照:横浜市地域子育て応援マンション認定制度

■埼玉県の認定マーク

参照:埼玉県 子育て応援マンション認定制度

実際に物件を探す際は、各自治体のホームページに掲載されていますから、不動産会社でわざわざ「子育て支援住宅」を探さなくても、簡単便利に探すことができます。

そして、各自治体のサイトを見て頂ければ分かると思いますが、「子育て支援住宅」は、建築物の耐震基準や耐火基準を満たした住宅であり、それに加え子育てに配慮された設備が整っていることから、宅地建物取引士の著者である私も、たくさんのお客さんにお薦めしたくなる物件ばかりです。