今や民間商業施設にも支援が拡大しています
「赤ちゃんの駅」は、区立保育園や幼稚園、児童館や高齢者施設に多く存在しますが、そういった自治体の施設ばかりではなく、今や民間商業施設にも支援の輪が広がっています。
「カフェ」や「薬局」、おもしろいところでは、「マンションギャラリー」や「保険の窓口」「携帯ショップ」といった商業施設にもありますが、赤ちゃんの駅が民間商業施設にあるメリットは、買い物ついでに気軽に立ち寄れるということですよね。
また商業施設側も、立ち寄ってもらったついでに商品のPRができるため、販促に活かすことができます。
利用する側・提供する側双方にメリットがあるからこそ、「赤ちゃんの駅」は地域ぐるみで拡大したのではないでしょうか。
しかし、「赤ちゃんの駅」を民間商業施設に設置するには1つの壁があります。
それは、授乳をするためのプライバシーが保てるスペースを用意するためには「場所を確保」しなければならないこと、そしてミルク用のお湯が提供できる給湯設備を整えるためには「費用が掛かる」ことが、民間商業施設には認定を難しくしているようです。
そうは言いながらも、東京都板橋区では民間商業施設からの申請が毎月4~5件はあることから、「赤ちゃんの駅」という支援策が、地域企業の協力のもと普及していると言えるのではないでしょうか。
これは便利!「赤ちゃんの駅」アプリまで!外出計画が立てやすくなります
では実際に「赤ちゃんの駅」はどこにあって、どうやって探せばよいのでしょうか。
例えば板橋区では、区内に169施設もあることから、区内にまんべんなく設置されている為、ふと外出中に見つけて利用することも可能ですが、出来たら外出前に場所を把握できたら安心ですよね。
そういったママの役に立つサイトが「赤ちゃんの駅マップ」ですが、こちらは全国の赤ちゃんの駅マップを集約したサイトですから、外出先に応じた検索ができるため、とても便利です。
普段の外出のみならず、赤ちゃんを連れての旅行にも活用できますから、これさえあれば安心して旅行を楽しめますよね。
また便利なアプリも登場しています。
「ベビ★マ」は、現在の位置から最寄りの授乳室やおむつ替え室が簡単に見つかり、また最新施設も随時更新していて、実際に使った人のコメントを見ることも可能です。
さらに「お湯が出るか出ないか」「男性も利用できるかできないか」といった情報まで検索できる為、ママだけではなくパパも使えるアプリとなっています。
「ママパパマップ」も、ベビ★マと同じように、現在位置からの検索機能を持ち、その他には「鍵付き個室の授乳室」や「授乳クッション完備施設」「育児・母乳相談スタッフがいる施設」「キッズトイレがある施設」などの詳しい内容が検索可能。
いつも持ち歩くスマホにこれらのアプリを入れておけば、赤ちゃんを連れての外出がしやすくなること間違いありませんよね。
今回ご紹介した「赤ちゃんの駅」を活用し、少しでも多くの赤ちゃん連れの親子が安心して気軽に外出を楽しめるようになって頂ければ幸いです。
<参照>
・板橋区「赤ちゃんの駅」
・ベビ★マ
・ママパパマップ
・赤ちゃんの駅マップ