ヒューマノイドだけじゃない!? 超個性派のヒーローたちに要注目!
『キュウレンジャー』の旗のもとに集まった9人のメンバーは、いずれも超個性派揃い。
本作では、5人のヒューマノイド(人間)型、4人の非ヒューマノイド型という組み合わせとなっており、巨悪に立ち向かう宇宙最強のチームが結成されています。
彼らはいずれも、それぞれの銀河系を代表する猛者たち。宇宙の各地から集まったが故に、そのビジュアルも個性豊かなもの。
牡牛型のロボット「チャンプ」(オウシブラック)に、女性型アンドロイドの「ラプター283」(ワシピンク)、狼に似た姿を持つ獣人の「ガル」(オオカミブルー)、そして、金色の体躯を持つ機械生命体の「バランス」(テンビンゴールド)。
過去のシリーズにも、人間ではないキャラクターが変身するヒーローや人間態を持たないヒーローは存在していました(『特捜戦隊デカレンジャー』のドギー・クルーガー、『忍者戦隊カクレンジャー』のニンジャマンなど)が、キュウレンジャーの場合は、飛び抜けてキャラクターが個性的ですね。こうしたキャラクター造形からも、作品に溢れる冒険心が感じられますね。
そんな個性派のメンバーに負けず劣らず、ヒューマノイド型の5人も、宇宙一の幸運の持ち主で、何事にも超ポジティヴシンキングなラッキーを筆頭に、魅力的なメンバーが揃っています。
そんな9人が集まった時、一体、どんな物語が紡がれていくのか……今から、考えるだけでワクワクしてしまいます!
星座をモチーフにしたヒーローたちの画期的なデザインに要注目!
ビジュアルもキャラクター性も、それぞれに差異がクッキリと付けられているキュウレンジャーですが、変身後の姿にも注目です。
通常のスーパー戦隊の場合、基本的には頭部の形状とベースになっている体色、そして、装飾品や使用武器で各ヒーローの差別化を行っているのですが、キュウレンジャーの場合は、それぞれのスーツのデザインに大きな独自性を与え、こちらも多様なビジュアルを展開しているのです。
一際目立つ巨体を持つオウシブラック、マスクのいち部分が前方に隆起したカジキイエローに、体毛が生えたオオカミブルー、背中に翼が生えたワシピンクは、その羽根を使って空を飛ぶこともできます。
デザインや特性の時点で、他のメンバーにはない特色がスーツに反映されている。まさに、一人ひとりがオンリーワンなヒーローなのです。
また、各戦士たちのモチーフは星座がベースとなっているのですが、その選択も非常にユニークです。
獅子座をモチーフにしたシシレッドなど、王道といえる動物をモチーフにした戦士だけでなく、中にはカメレオン座のカメレオングリーン、蠍座のサソリオレンジ、へびつかい座のヘビツカイシルバーといった、まさに「異色」のモチーフを身に纏ったヒーローもいます。
蠍や蛇(正確には、蛇使い)といえば、これまでは敵側の怪人やアンチヒーロー的なライバルキャラのモチーフとして使われるのが定番でしたが、そこを敢えてヒーロー側に用いるという冒険心には、特撮ヒーロー作品に慣れ親しんできた人こそ、大きな驚きを覚えたことでしょう。