シリーズ初参加となるクリエイター陣に要注目!

『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、初物尽くしなクリエイター陣の顔ぶれに注目すべき作品です。

ビジュアル面では、アニメ化もされた『ノブナガン』や『ジャバウォッキー』『エリア51』などで知られる漫画家の久正人先生がデザイナーとして参加。ガル、チャンプ、ラプター283の3人をデザインし、シリーズの放映前にはイメージビジュアルのイラストを描いて、ファンの期待を大いに高めてくれました。

また、主題歌の『LUCKYSTAR』も作曲を担当した「KoTa」さんも東映特撮シリーズの主題歌で楽曲を手掛けるのは初。この『LUCKYSTAR』でメジャーデビューを果たす幡野智宏さんも、スーパー戦隊関連の楽曲への参加は今回が初めてです。

そして、『宇宙戦隊キュウレンジャー』でメインの脚本を務める毛利亘宏さんも、東映特撮ヒーロー作品でメインライターとして登板するのは、本作が初となります。

毛利さんは、『仮面ライダーオーズ/OOO』の第21話「バッタと親子と正義の味方」と、続く第22話「チョコと信念と正義の力」で、東映特撮ヒーロー作品で初めて脚本を担当。このエピソードでは、「正義とは何か?」というシリアスなテーマを描き、仮面ライダーファンからも注目を集めました。後に、同作のノベライズ版で、執筆も担当されています。

劇団「少年社中」の主宰者(ちなみに、『仮面ライダードライブ』で、"ゲンさん"こと追田現八郎を演じた井俣太良さんは、少年社中の団員であり、毛利さんの学生時代の同級生です)であり、劇団の活動と並行して、『手裏剣戦隊ニンニンジャー』や『仮面ライダーゴースト』などの東映特撮作品で、サブライターとして活躍をされていた毛利さん。そんな毛利さんが、遂に、メインライターとしてデビューするのが、この『宇宙戦隊キュウレンジャー』なのです。

毛利さんが、これまでに脚本家として参加されてきた作品を見ると、シリアスな脚本もコミカルなシナリオも両方書くことができる印象があります。そのシナリオライターとしての手腕にご注目ください!

全く新しいスーパー戦隊を作り出す、出演者とスタッフの冒険心に要注目!

ここまでで書かせていただいように、『宇宙戦隊キュウレンジャー』は、これまでのシリーズの伝統を覆す、誰も観たことがない、全く新しいスーパー戦隊です。

まさに、「意欲作」「冒険作」という呼称が相応しい、『宇宙戦隊キュウレンジャー』。スーパー戦隊シリーズ第40作目を記念し、製作をされた前作『動物戦隊ジュウオウジャー』は、その完成度の高い脚本と、「これぞ! スーパー戦隊!!」と言うべきシリーズの王道を征く展開と演出でファンを魅了しましたが、40作という節目を超えたスーパー戦隊は、この『宇宙戦隊キュウレンジャー』によって、今、新たなる道へと進もうとしています。

「1人1人がスーパースター、9人揃ってオールスター」そんなオールスターが揃って、新しいスーパー戦隊の歴史を作り出そうとしている『宇宙戦隊キュウレンジャー』。そして、そんなキュウレンジャーの物語を作り出す出演者やスタッフの心意気こそが、本作の最大の魅力といえるでしょう。

宇宙の平和を取り戻すべく、強大なジャークマターに闘いを挑むキュウレンジャー、そんなキュウレンジャーの活躍に是非ともご期待ください!

都内在住の極々平凡なサラリーマン兼、アニメ、音楽、プロレス、映画…と好きなものをフリーダムに、かつ必要以上に熱っぽく語るBLOG「さよならストレンジャー・ザン・パラダイス」管理人。永遠の"俺の嫁"である「にゃんこい!」の住吉加奈子さんと共に、今日も楽しいこと、熱くなれることを求めて西へ東へ。