番組の魅力を再発見! −ゆういちろうお兄さん
子どももの頃は、毎日家族で『おかあさんといっしょ』をみていました。速水けんたろうお兄さんと茂森あゆみお姉さんが歌っていて、『だんご3兄弟』が印象深いです。
大人になってくるにつれて、近年この番組をみるということはなくなっていたのですが、改めて今みた時に、こんな素敵な方たちが素敵な歌を届けているんだなというのを再発見できて、大人になってもみておけばよかったなと思いました。
常にあつこお姉さんが優しくフォローをしてくださっていて、よしお兄さんもりさお姉さんもとてもサポートしてくださっています。
だいすけさんの9年間の気持ちをしっかり受け継いで、あつこお姉さんと新しい『おかあさんといっしょ』を創れるように頑張っていきたいと思います。
詩を子どもたちに届ける −だいすけお兄さん
東日本大震災は人生にとって、とても大きな出来事で、あの震災のあとに子どもたちがいろんなストレスを抱えているというニュースを目にしました。
ぼくたちの番組は、子どもたちを親しい存在として『お友達』と呼んでいます。
お友達が悩んでいる姿をみて、どういうことができるのかをすごく悩んで、当時のプロデューサーとも何度も何度も話をしました。被災地に伺い子どもたちに会って歌う特番や、子どもたちのいないスタジオで収録することもありました。
その中で、自分が大切にしたことは、うたのお兄さんになった時に先生に言われた「詩を子どもたちに届ける」。
メロディーよりもまず詩を読み込んで、その言葉を子どもたちに届けられるようにその歌を聞いて、子どもたちの心が少しでも日常の素直に笑い合えるような状況に戻れるようにと心に決めて歌いました。
その中で、ぼくは『ぼよよん行進曲』という歌を自分の中では魂を込めて歌って、それが子どもたちや親御さんに伝わったというか、すべてがひとつになった瞬間を感じて、そこからうた・音楽は人の心にちゃんと届くんだなと感じました。
そこから、ひとつひとつのうた、ひとつひとつの言葉を大切にしていこうとできたのが、震災の時に感じたことであります。