採用面接を受けてプロになるには

探偵スクールを卒業していなくても、調査員を募集している探偵社は意外と多いですので、採用面接を受けに行って直接プロになる選択肢もあります。

先にも書いたとおり需要は十分にありますから、女性だからといって門前払いされることは少ないと思います。採用試験では、経歴を飾らず正直に記載すること、常識ある受け答えを心がけることなど、一般企業と同じ感覚で臨むのがベターでしょう。

探偵業界だからといって変に個性的だったりアウトローな雰囲気を出すと逆効果です。とてもデリケートな個人情報を扱う仕事なので「この人は信用できないのでは?」と面接官に疑問を抱かせてはいけません。

採用が決まって手続きを終えれば、まず普通の探偵社はいきなり新人を実戦に出したりはしません。数日~数週間の研修を受け、尾行方法や機材の使い方をマスターしてから調査デビューとなるはずです。

雇い主の探偵社としても、中途半端な調査をされると損害を受けますから、研修はとても真剣に行われます。ちなみに弊社では採用が決まった人材には、自社が運営する探偵スクールの「上級コース」と同じ内容を完全無料で教え込んでいます。

人材育成にかける熱意は各社異なりますので、チャンスがあれば面接時に質問してみると良いでしょう。

探偵の“求人詐欺”にご注意!

さて、最後になりますが、探偵になりたい人を狙った詐欺まがいの行為があるので注意を呼びかけておきます。

手口は以下のような形です。

・自社サイトなどで調査員の募集をかける
・申し込んできた人に、自社の探偵スクールを卒業しなければ採用しないと告げる
・探偵スクールに入学させて高額な受講料を取る

こんな方法で勧誘してくるからには、そこのスクールで学べる内容はあまり期待できません。また、卒業できたとして、必ずしも希望の条件で就職できるとも限りません。

真剣に調査員を育成しようとする探偵社もあれば、本人のやる気を悪用して儲けようとする探偵社もあります。もし本気で探偵の仕事を志したいなら、信頼できる会社かどうかしっかり見極めることをおすすめします。

株式会社赤井事務所(Akai探偵事務所)代表、Akai探偵スクール所長。日本で初めて浮気調査の「完全成功報酬」を導入、また盗聴発見で初めてスペクトラムアナライザーを使用するなど、低価格と高い調査力に自信あり。メディア出演、映画やドラマへの機材提供も多数。公式サイト