2:子どもに想像させよう
お子さんと料理をする際は、料理中に起こる食材の変化、目の前にある食材を生産する人の気持ち、食べたときの味、誰かの反応など、いろいろなことを想像させましょう。
例えば「切ったきゅうりに塩をふります。そうしたらどうなると思う?」、「おばあちゃんが食べたら何て言うかな?喜ぶかな?」などの声かけをすれば、子どもは考えますよね。
「想像力が豊かな子に、すぐにキレる子、人を安易に傷つける子はいません」と浜田さん。
ママの声かけから、子どもの想像力も育てていきたいですね。
3:命をいただくことの感謝を教えよう
スーパーに行けば、沢山の食材が並び、当たり前に手に入る時代。みなさんは食べ物に感謝できているでしょうか。
肉や魚だけでなく、野菜やきのこ、穀類など食材はすべて「命」なのだそう。
料理から、命をいただいていることに感謝することを教えていきましょう。
クッキング中「水族館でお魚見たよね。この切り身だってもともとお魚で、海で泳いでいたんだよ」、「お肉も野菜も、お父さんやお母さんがいて生まれてきたんだよ。〇〇ちゃんと同じだよ」などと声かけをするのです。
大事な命をいただいていること伝え続けることで、子どもは食材に対して失礼な食べ方をしてはいけないことを理解していくといいます。
4:自分の気持ちを言葉にさせよう
料理中は、親子で会話を楽しむ時間にもなりますよね。
調理前の食材は、子どもにとって初めて触れるものがたくさん。それらに触れ、においを嗅ぎ、調理し、どんな感触だったのかを言葉にさせることがポイント。
料理中に「青じそって不思議な香りだよね。スース―する感じかな。〇〇ちゃんはどう思う?」、「お肉をこねて、触ってみた感じはどうだった?」などと聞いてみます。
感情を言葉にすることは、語彙力もつき、コミュニケーション力が格段にアップするとのこと。
これらの声かけポイントを押さえておくことで、子どもにいろいろなことを学ばせることができるでしょう。
また、ママと一緒に作ったごはんは、より一層おいしく感じられそうですね。
親として、子どもの食への興味を大事に育てていきたいもの。本書『子どもと一緒に楽しく料理をつくれる魔法の声かけクッキング』は、子どもと料理を楽しむ方法から、子どもと作る簡単レシピがイラスト付きで詳しく説明されています。
一緒に料理をすることは、親子のコミュニケーションの時間にもなりますよね。時間に余裕がある日は、親子クッキングを楽しんでみてはいかがでしょうか。