新型コロナウイルスの影響で、会社勤めの人は基本的に自宅での仕事に切り替わっていることでしょう。
パパがテレワークになり、自宅で家族一緒に過ごす時間が増えた家庭も多いようです。そんな中で、生まれたママのお悩みがこちら。
「1歳と3歳の子がいます。新型コロナでパパが在宅勤務になり、子どもとの時間も増えていますが、子どもが騒いでパパの仕事の妨げになることも。
パパと子どもの関係、どう取り持ってあげたらいいですか?」(40歳のママ)
今回、このお悩みに回答するのは、親子関係専門心理カウンセラーの三浦久美子さんです。
心理カウンセラーからママへのメッセージ
まずはこのお悩みを持つママにコメントをいただきました。
三浦久美子さん(以下、三浦)「毎日、本当にお疲れさまです。1歳と3歳というのは、子育てで一番手がかかる時期。
いつも通りでも大変なのに、パパと子どもの関係をどうしてあげたらいいか、悩んでいるだけでもすごいことです。えらいです! がんばってますね!
そして、猫の手も借りたいこの時期に、目の前にパパがいるのに子どもの相手をお願いできない。ましてや仕事の妨げにならないように、言葉で言っても分からない子どもたちを静かにさせないといけない、という難問が増えたわけですから、ますます疲れがたまっているのではないでしょうか。
どうぞこんなときは手を抜くことを考えてくださいね。いつも以上に『手抜き、テキトー』をめざしていきましょう!」
パパの仕事を妨げる行為が増えてしまう原因とは?
--まず、なぜ子どもはパパの仕事の妨げになる行動をしてしまうのでしょうか?
三浦「小さい子は、『パパがお家にいる=いつも通り遊んでくれるはず』という理解をします。まだ大人のような曜日感覚もありませんし、在宅勤務ということを理解するのはむずかしいこと。
『パパがいるのに遊んでくれないのはなぜだろう? いつもだったらこうしてくれるのに』と普段との違いを感じれば『あれ? パパに嫌われたのかな?』と不安になります。
実は1歳前後のお子さんも、まだ言葉では表現できませんが、親の感情にはとても敏感で、自分なりに読み取ります。
ですのでもしパパが『仕事だからあっちに行ってくれ!』と怒った顔で言ってしまうと、『やっぱりパパに嫌われたんだ!』と子どもは誤解してしまうことも。
そうすると、いつも以上にパパにまとわりついてみたり、大きな声を出して自分の存在をアピールしてみたりします。つまり子どもがパパの愛情に対して不安になればなるほど、仕事を妨げる行為が多くなる、ということなんです」