みなさんは、お子さんと料理をすることがありますか?

実際に食材に触れて、香りを感じて、ママと会話をしながらの料理は、子どもにとって楽しい経験となるはず。

しかし、いざ親子クッキングをしようと思うと、何を手伝わせたらよいのか、何ができるのかがわからないママも多いのではないでしょうか。

そこで『子どもと一緒に楽しく料理をつくれる魔法の声かけクッキング』の著者で、料理研究家の浜田陽子先生に話を伺いました。

1:2~3歳には味見もおすすめ

子どもが小さいと「お手伝いさせるのはまだ早いかな?」と不安に思う方もいるでしょう。

2〜3歳頃は、まだ「やりたいこと」と「できること」がなかなか一致しないそうです。そのため、子どもの様子を見ながらできそうなことを任せると良いとのこと。

『子どもと一緒に楽しく料理をつくれる魔法の声かけクッキング』では、2~3歳の子どものお手伝いとして、トマトのヘタをとる、野菜をちぎることが挙げられています。

――他にも2~3歳の子どもにおすすめのお手伝いはあるでしょうか?味見をさせるというのも、お手伝いのひとつとして有効ですか?

浜田陽子先生(以下、浜田)「味見をさせるのも、非常におすすめです。子ども自身が自分の役割だと感じることが大事なので、お手伝いという位置付けにするのは、すごく良いことだと思います。

たとえば、著書でもレシピを紹介しているレアチーズケーキ。この工程の『ビスケットを砕く』ことなら2~3歳の子でもできるでしょう。食品用保存袋にナッツなどを入れて麺棒でトントン叩く、混ぜる、こねるなどの作業も簡単です。

ただこの頃はまだ力の調整が難しいので、混ぜごはんをするときには、飛び散ってもいいように、大きな器でするなどの工夫をしてくださいね。」