目の前に広がるミュージカル

何度も何度も観続け聴き続けてきた『美女と野獣』の名曲。
英語版では歌詞までほぼそのまま再現されています(プレミアム吹替版では歌詞変更)。
ベル役のエマ・ワトソンをはじめ、ディズニーの“本気”を感じる豪華キャストが見事な歌声を披露。
あの名曲たちが再び劇場で聴け、実写の迫力がスクリーンいっぱいに広がる。
曲の後で思わず拍手してしまうような、本物のミュージカルを生で観ている感覚に陥る、見事な音楽です。
実写の説得力
アニメーションをそのまま生かした実写版。
しかし、実写に必要な要素がしっかり入っています。
ベルや野獣の人物描写がより深く行われ、お互いが惹かれ合っていく姿がじっくりと描かれます。
そして、ルミエールやコグスワースたち家具の姿が、実写で描かれることでより説得力をもたせます。
彼らによる「人間に戻りたい」という気持ちは、アニメーション版や舞台版にはない強い感情を揺さぶります。
最後には魔法が解けると知っているのに、どうして最後のバラが散るのがこんなに悲しいのだろう。
『美女と野獣』が持つ25年前から変わらないメッセージ、実写で加わるメッセージが、より重厚に響いてきます。
『美女と野獣』をスクリーンで観られるなんて、なんと幸せな時代に生きているのでしょうか。
ディズニーファンなら絶対に劇場で鑑賞しておきたい、本物の名作の実写化です。
『美女と野獣』
2017年4月21日(金)日本公開
「ディズニー特集 -ウレぴあ総研」更新情報が受け取れます
関連記事