子育て中、男の子と女の子の差を感じることはありませんか?
例えば、男の子は車のおもちゃが好きで、女の子はお人形が好きだったりしますよね。小さい頃から、男女で性格や好みは異なります。
「女性の脳と、男性の脳は違う」。そう語るのは、脳科学の専門家である黒川伊保子さん。脳の性差を知ることで、子育てにも役立てることができるでしょう。
今回は黒川さんの著書『女は覚悟を決めなさい』から、男の子を育てるためのアドバイスをご紹介します。
1:母も惚れるいい男に育てる
みなさんはお子さんによく話しかける言葉はありますか?
黒川さんは息子に「愛してる」と「母も惚れるいい男になって」と言い続けたそうです。
暗黙のうちに伝わる愛はたくさんありますが、言葉で伝えることでしみじみと味わうことができるといいます。
新生児の頃から「あなたを愛している。今まで愛した男たちへの愛を全部足して100倍にしてもまだ足りない。多分、一生で一番あなたを愛するのは母だから、母も惚れるいい男になってね。母を惚れさせないで、誰があなたに惚れてくれるの?」と、黒川さんはつぶやいていたのだとか。
旦那さんには呆れられたそうですが、この言葉は絶大で、お子さんを叱ることがほとんどないといいます。
黒川さんは息子に「そんなの、男としてカッコ悪いよ」と言うのだそう。「靴の使い方がキレイじゃないのは、男としてカッコ悪い」「友達におもちゃを貸せないなんて、男としてカッコ悪い」など。
そうすると、3歳でも「すまない」と、行いを正してくれたのだそう。なぜなら彼の使命は、母も惚れるいい男になることだから。
叱るよりも、今度は「男としてカッコ悪い」を使ってみてはいかがでしょうか?