2:上から目線をやめる
子どもに「〇〇しなさい」と言うことはありますか?「宿題しなさい」「片付けなさい」「静かにしなさい」と、つい使ってしまうことがあるのではないでしょうか。
黒川さんは息子に「〇〇しなさい」「〇〇できて偉い」など、上から目線の発言をしたことはないといいます。
「〇〇して欲しいんだけど、できる?」「〇〇できるなんて、素敵」など、まるで恋をしている女の子のように憧れと尊敬目線で話をするそうです。
また、男性脳は問題解決が大好きなので、相談事を持ちかけるとのこと。
例えば、公園で遊んでいてなかなか帰らない時に「もう帰るよ。早くしなさい」はNG。
「このままだと、ママ、カレー作る時間がなくなっちゃう。どうしよう?」と相談すると、「じゃ、早く帰ろう」とか「卵ご飯でいいよ」と解決策を返してくれるといいます。
接し方を変えることで、ママが困った時に助けてくれる子になってくれるかもしれませんね。
3:結果に一喜一憂しない
あなたは、男女の脳の違いを意識したことがありますか?
たとえば男性脳はゴール志向型であり、「ゴールはどこか」「問題点は何か」をできるだけ早く探り出そうとします。そのため、結果にかなりの意識を持って行かれるのだそう。結果が悪ければ、そこまでの世界観がいったん破たんするといいます。
一方女性は、たとえ結果が悪くても、そこまでのプロセスがよければ幸せになれるとのこと。結果が得られない場合でも、仲間の結束が固くなれば、それはそれで嬉しかったりするのです。
脳が成長するためには、失敗は必要なこと。とはいえ男性は結果重視の繊細な脳なので、想像以上に失敗を怖れ、失敗に傷ついているそうです。
そのため、失敗した時に男性本人よりも動揺し、成功した時に有頂天になるような女性がそばにいると、せっかくの成長のチャンスを逃してしまうことになるといいます。
つまり、男の子を育てるママは、結果に一喜一憂してはいけないのです。
もし失敗したら「人生、そんなこともあるよ」と落ち着いていてあげるとのこと。また成功した時には、感謝やねぎらいは大事だそうですが、「あなたにとってこれくらいの成功は想定内」としおいた方が良いといいます。
男の子を大きく育てるには、何事もど〜んと構える、肝っ玉母さんを目指してはいかがでしょうか。
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男性脳や女性脳の違いや特徴を理解することで、子育てのやり方も変わるかもしれませんね。
脳科学のエキスパートである黒川伊保子さんの著書『女は覚悟を決めなさい』には、脳科学をもとに、夫婦間や職場での人間関係や、子育てに役立つヒントが満載です。ぜひ読んでみてください。